鎌倉から。4月8日に行われる「花まつり」というお祝い行事のお話です。
今日、4月8日は何の日かご存知でしょうか?
お釈迦様のお誕生日なのです。
「花まつり」
「灌仏会(かんぶつえ)」
「仏生会(ぶっしょうえ)」とも呼ばれ、
各地の寺院でお祝いの行事が行われるのです。
花まつりでは、
季節の花で彩られたお堂「花御堂」(はなみどう)に立つ
お釈迦様の像に甘茶(あまちゃ)をかける風習があります。
それは、お釈迦様が誕生した時に
九頭の龍が現れて天から甘露の雨を降り注いで、
産湯を満たしたという伝承から。
お寺によって様々な花御堂ですが、
お釈迦様が生まれた地とされる
ネパールのルンビニという村にある花園に見立てています。
今日は仕事でお寺へ行くことができなかったので、
こちらは数年前の鎌倉・光則寺で撮影したものです。
とても素敵ですよね!
甘茶の原料となるユキノシタ科の落葉低木
アマチャが花をつけるのは5~6月ですが、
甘茶に用いられるのは8~9月の若い葉。
摘んだ葉を天日で干して水を吹きかけ発酵後、
乾燥させて茶葉が出来上がります。
お砂糖が普及する前は天然の甘味料として、
江戸時代頃からは抗アレルギー作用など
民間薬として人々を助けてきたお茶です。
花まつりでは
参拝客に甘茶がふるまわれることが多いのですが、
飲むと厄除けや無病息災などの御利益があるとされています。
そして、お釈迦様の像。
右手を上げて天を指しています。
これは、
「この世界では、
生きとし生けるもの全てが尊い存在」
と唱えたお釈迦様の誕生時の姿を模しているそうです。
ここ最近(数年)
花まつりは桜が終わる頃でしたが、
今年のお釈迦様のお誕生日は
満開の桜と共にお祝いとなりました。
鎌倉・光則寺の参道。
Naoko