最近読んだ小説。
忌まわしく不快でありながらも、その先に希望を見た、ベストセラー2冊。
ずっと気になっていて、やっと読みました。
既読の方たくさんいると思いますが、とてもおもしろかったので紹介&ちょこっと感想を📖
1冊目
2007年から2009年にかけて発生した、首都圏連続不審死事件がモチーフとなっている
柚木麻子さんの
「BUTTER」
世界中で翻訳され、特にイギリスでは、2024年書店チェーンが選ぶブック・オブ・ザ・イヤーなど3つの文学賞を受賞し、国内外でベストセラーとなっています。
アクリル板の通声穴を通って、脳の前頭前野に響いてくる、獄中の被告人の主張。それによって変わっていく主人公。
題材のおもしろみはもちろんだけれど、芯をとらえようともがく者の心理と、求心力のある文章に惹きつけられ、読むのをやめられない。
不快なルッキズムやミソジニー、ジェンダーギャップといった社会風刺、辛辣な表現にもグイグイ引き込まれます。
2冊目
2021年の本屋大賞を受賞、こちらもベストセラーとなった
町田そのこさんの
「52ヘルツのクジラたち」
杉咲花さん主演で映画化されています。未見なので、配信で観る予定。
頁を捲るたびに、怒りや嘆きが積もり重なる。
児童虐待、DV、介護・ヤングケアラー、トランスジェンダー……世の中の知見が足りず認識不足だった問題が顕在化して、やっと支援が広がってきてはいるけれど、その支援の手が足りることはまだまだないのだろう。悲しいけれど。
家庭環境と、そして友だち。
このふたつはとても大事なのだと、あらためて思う。
それは「BUTTER」にも共通している。
泣きたいほどの怒り・切なさと、泣けるほどの善き人たちの温もり。
ふつふつと煮立つお湯が小さくはねるような、静かで熱い感動があった。
本屋大賞、ベストセラー、納得の作品です。
「BUTTER」
お腹がグゥと鳴る。
ちょこっと登場する森永のチョイスビスケット、買ってみました。変わらぬおいしさです♪
久しぶりにレーズンバターでも作ってみようかな🧈
「52ヘルツのクジラたち」
癒されたくなる。
生物の鳴き声を検索して、イヤホンで聴きながら小説の世界へ思いを馳せてみました🐋
ねね子から、オススメの小説2冊でした📖