待ちに待ったお鮨。席に座って、始まったエンターテイメントを楽しみ、味に魅了され、人に感動したすばらしい体験でした❤️
みなさん、お鮨屋さんで『 リズムや 音 』って、意識されたことありますか?
先日、『銀座 久兵衛』さんにて、お鮨を頂いたのですが、その際に体験した音が、なんとも素敵で、銀座の粋な老舗って、こういうことなのかなっ?って、すこし考えさせられました。
鰈
席について、先付けなどが手元に届き、期待に胸を高鳴らせながら座っていると、自然と背筋がピーンと伸びてきます。
タイミングよく飲み物を聞かれたり、先付けの『ワカメが、旬でおいしいですよ』など、お声かけいただいて、緊張もほぐれます。
流石、『一流って、個を見てくれてるのねっ!』と安心したり。
青烏賊
そうするうちに、一貫目の鮪が手元に置かれて、瞬時に食べてしまいます。
次々と舌鼓をうちながら、中盤より気になり始めたのが
リズム。
例えば
ステンレスのおろし金で、青ゆずを少量、する音。
そして、「シャッシャッ」っと小ボウキで、それらを、お鮨にまとわせる音。
すべてがミニマムな動作で行われていく。
まな板を数回、拭いただけのフキンを、何度もキレイに洗うテンポであったり。
素材には、最低限しか触らない技術であったり。
すべてのリズムが心地いい❤️
鰹
手の空いたときに、山葵を優しくシャリシャリとおろしていく、こぎみのいいテンポ。
その、今にも、香りが漂ってきそうなしっとり
すりおろされた音色。
大きな車海老が、元気にピシッピシッっと尻尾を
しならせ、お皿から逃げる音。
そのあと、可哀想だけど、パキパキと剥かれる音。
あぁ、命をいただくんだなぁ🍀
とありがたく、
また、美味しくいただくことって、どんな食事でも大切だなと改めて思いました。
海老は生かボイルか選べるので、私はボイルにしました。
車海老
穴子
親方同士も、『 気配 』で動かれていて、ある程度
忙しそうなのに穏やかで静か。
紫雲丹
大トロ
途中、箸休めに出てきた薄くスライスした大根に梅肉が挟んであるものを噛んだときの、パキパキしゃきしゃきした歯ごたえと音。
最後に出された、海老のすり身の入った卵の厚焼きは、歯ごたえもふぁっと、やわらかく無音。
常に、快適な環境に導いてくださる中居さんの所作の美しさと声のトーン。
素敵です❤️
お鮨が、何倍も美味しくなりました。
すべてが、美しく、計算され尽くしたリズム。
4階の魯山人ミニギャラリー。魯山人さんのコメントにも、お店の『人が素晴らしい』と記載がありました。(後ろ姿は、熱心に見入っている主人)
ひとつひとつ、食べること、愛でることに夢中になり、とっても素敵な体験ができました。
きっと、どこのお鮨屋さんでも、同じように
なされているであろう物事であろうに、なぜ、このように音が気になったのが、不思議です。
普段、意識したことのない音。きっと、とても特化していたのではないかと思いました。
『 洗練 』とは、
『 粋 』とは、
きっと、物事の生業を追求した結果、行き着く、無駄のなさではないかと、自分の仕事についても精進しようと思う、さかぽんでした🍀
みなさんにも、音や湿度が少しでも感じていただけたら幸いです。
席も十分離されており、ゆったりのんびり楽しむことができました。
素敵な時間を、ありがとうございました🍀🍀
おまけ:大将が目を離した隙に、大皿から逃げだした海老たち❤️