先日、東京オペラシティ コンサートホールで行われた
桑原志織さんのピアノ・リサイタルへ。
今年のショパン国際ピアノコンクールで4位入賞を果たし
注目を集める若きピアニスト。
この夜は、オール・ショパン・プログラム。
ショパンの華やかさはもちろん、音の奥行きも。
強さも、静けさも。
ホールに満ちていたのは、そんな深く澄んだ時間でした。
■ 東京オペラシティ コンサートホールという空間
木の温もりに包まれた東京オペラシティ コンサートホール。 舞台中央のグランドピアノと開演前の静かな空気感が印象的でした。
木の温もりに包まれた東京オペラシティのホール。
客席をぐるりと囲む構造と天井高のある空間が、
音を立体的に、そして柔らかく届けてくれます。
舞台中央に置かれた一台のグランドピアノ。
期待高まる開演前の静かなざわめきも
これから始まる音楽の一部のように感じられました。
■ オール・ショパンプログラム
この夜のプログラムは、桑原志織さんによるオール・ショパン。 期待が高まる開演前、客席で静かにプログラムを開きます。
この夜はショパンの作品だけで構成されたプログラム。
一音一音に、繊細さと集中力が求められる世界です。
桑原さんのインタビューで
「なぜ日本人はこんなにショパンに惹かれるのか」という問いに対し
「ショパンは春の桜の儚さに通じるものがあるのでは」
と語っていた言葉が、ふと浮かびました。
確かに感情を誇張しすぎない美しさ。
消えゆく瞬間までを大切にする感性は
どこか日本人の心と重なります。
■ この日の装い
12月の華やかな気持ちに寄せて
きらめく素材を取り入れたコーディネートに。
jacket・skirt:Sov./bag:CHANEL
色とりどりのオーナメントが印象的な假屋崎省吾さんの作品。 コンサートの帰り道、思わず足を止めて眺めました。
華やかで品格もありながら、深さで心をつかむ演奏。
桑原志織さんのショパンは
聴き終えたあとも、静かに心に響き続ける音楽でした。
入賞おめでとうございました。