「実家じまい」について、弁護士・税理士の長谷川裕雅さんが言うには「親が亡くなってからよりも元気なうちに行うのが得策」とのこと。早めの対応したほうがいい理由を解説!
ゴミ屋敷になる危険性がある
実家は、家族の人数に応じた広さや部屋数を有していることが多い。かつての子供部屋が今では物置にという話はよく耳にする。
「余剰スペースがあるだけに、不要品を保有しつづけてしまうのだと思います。しかも戸建ての場合、階段の上り下りがつらくなり、親が何年も上階に出入りしていないとか、庭にも不用品を放置なんてこともあるでしょう。となると、親が物につまずくなどけがのリスクはもちろん、ゴミ屋敷化の危険性もあります」
そうなったら一大事! 近所から苦情がくるだけでなく、火事や倒壊、不法侵入などの危険性もアップ。空き家の場合は、行政指導や行政処分が下る可能性もある。実家がゴミ屋敷化する前に手を打つのが賢明だ。
修繕費などランニングコストが家計を圧迫!?
「実家の大半は、購入から何十年もたっていることと思います。内装や外装、設備の修繕をしなければならない家もあれば、親の高齢化に伴いバリアフリー化が必要な家もあるでしょう。こうした費用は数十万円から数百万円、大規模リフォームともなれば1000万円以上にもおよびます。そこで考えてほしいのは、親があと何年住むかわからない家に多額の費用をかける意義があるかどうか。親の老後資金は確実に目減りしてしまいます」
すでに空き家で手を入れるつもりはないとしても、固定資産税は毎年発生するうえに、水道や電気の基本料金も払い続けなければならない。近隣に迷惑をかけないよう、ときどき実家に様子を見にいくとしたら交通費も必要に!