50代、夫との会話が自然に盛りあがるコツとは? 聴く力の達人であるアナウンサー堀井美香さんは、「スルーしたくなる内容でも、夫の話にはいったん、耳を傾けて」いるという。堀井さんの“聴きポジ”の極意を伺った。
スルーしたくなる内容でも、夫の話にはいったん、耳を傾けて
昨年、TBSを退社し、フリーアナウンサーとして活躍する堀井美香さん。『聴く力』をテーマにした新著『聴きポジのススメ』で、「相手の気持ちに寄り添い、話を最後まで聴くポジションをとることができると、人間関係がより豊かになる」と解説。今、“堀井流聴きポジ”に対する関心度が高まっている。家庭でも聴く力を発揮して、夫婦の会話を盛り上げているのだろうか。
「30~40代はお互いに忙しすぎて、会話といえば、ほぼ業務連絡でした。最近、夫(TBS社員)がドラマづくりの現場を離れ、以前より家で過ごす時間が多くなったのですが、おかげで夫婦の会話が増えたかというと、特にそういうことはなくて。私にとって家庭は静かに過ごしたい場所ですし、無理してしゃべらなくちゃとか、相手に気を使わなくていいのが夫婦のよさだと思うんです」
とはいえ、「とりとめのない話はよくします」と堀井さんは続ける。
「将棋に釣り、キャンプ……。彼には多彩な趣味があり、私とは興味の対象が全然違うので、趣味の話を聞くのは毎回発見があって楽しいです。テレビの将棋番組を見ながら、『解説する棋士のダジャレがおもしろいんだよ~』とか、ふだんの自分なら完全にスルーしてしまう情報を得ることもあります(笑)」
それがどんな話題であっても、一瞬、家事の手を止めて、夫の話に耳を傾けるという。これぞ、堀井さん流聴きポジの極意!? 「妻(夫)は自分の話を拒絶しない」とわかると話しかけやすいし、会話レスを解消するきっかけになってくれそうだ。
「“わかる~”“完璧なんだけど!”など、威勢のいいかけ声を大切にしています(笑)」
ふたりがご機嫌でいることが夫婦の会話がはずむ秘訣
「いい相づちを打つと会話が盛り上がりますが、最近、同世代の友人たちの間で、話の最中に『その案、最高だね!』とか、『それ、完璧!』とか、威勢よくほめ言葉をかけるのが流行(はや)っているんです。年齢を重ねると、ほめられたり応援されたりする機会が減ってくる、だからお互いに声をかけあって元気を出そう、みたいな感じなんですが、これって夫婦の会話でも活用できますよね」
確かに、ほめあうことで夫婦の関係性がもっとよくなりそう。
「ほめ言葉をかけるときは、これって嘘っぽい?とか考えずに、勢いよく口にしてください。『いいね』といわれると気持ちがアガって笑顔になれるし、夫婦がご機嫌でいれば、無理に話題を探さなくても自然と会話がはずむ、そう思いませんか」
「無理に話題を探さなくても、お互いがご機嫌なら会話ははずみます」
堀井美香『聴きポジのススメ 会話のプロが教える聴く技術』(徳間書店)
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