エクラ世代の重荷の正体と手放し方を、心理カウンセラー・大美賀直子さんがズバリ回答。目の前に立ちふさがる厄介なものを解消し、さぁ、あなたもさらに自由に!
私が私である今が最高。50代からはすべてに「YES」
家族関係、心身の衰え……自身、これまで2度中年の危機に陥ったという大美賀さんは、読者アンケートの相談に「わかります」とうなずくことしきり。
「もう少しがんばればワンランク上に行けるのは40代まで。50代だともう疲弊したくないと思う人が多いと思います。でも、それがこの年代の強さ。やり直しがきかないのなら、全肯定するしかないですよ。黒歴史も含めて、私が私であることは最高なんだと」
意外に多かった「何をしたらいいかわからない」というお悩みには「とりあえず、なんでもかじってみること」とアドバイス。残り時間を考えれば、確かに、じっとしてはいられない!
Q.60歳を目前にして、急に自由度が縮小していくような寂しさと虚しさを感じています。仕事もプライベートも上る一方だった人生が急に下り坂に入ったせいだからでしょうか。(57歳・会社経営)
A.「あれ、もうこの先がないの?」から生まれる、典型的な中年の危機ですね。下り坂に入ったことを感じた当初はとても不安になるものですが、そういうときはどっぷりと悲壮感の中に浸ってみるのもいい。「こんなことで悩んではダメ」と思い込むのも、また不自由です。そうしてゆるゆると下り続けていくと、「下り坂もラクでいい」と思えるようになるでしょう。
Q.見た目や体力、気力の衰えがすすみ、心をふさいでしまう場面が増えています。過去の自分と今の自分を比べてしまうことが原因だと思いますが……。(50歳・大学職員)
A.それまでの自分の延長線で物事を考えてしまうと、体型の変化や容貌の衰えなど、マイナス面の変化しか見えてこず、どうしても否定的になってしまうもの。手がかりとしておすすめしたいのは、クロゼットの中身を一新してみることです。今の自分の体型、体調に合わない服をため込んでいませんか? 思いきって処分して、今の自分にフィットする服にスイッチすると、等身大の人生の楽しみ方が見つけやすくなりますよ。
Q.昔ながらの女性の役割を求めてくる義実家や他人の目が気になります。気ままに振る舞いたくても「角が立つのでは?」と、ついつい遠慮してしまいがちです。(49歳・パート)
A.いいお嫁さんとして認められたい気持ちを捨てきれないくらい、今までがんばってこられたのだと思います。でも、やりたくないことはやらなくてもいいのでは? 義実家はあくまでも義理の関係。親孝行は夫にしてもらい、いっそ気のきかない嫁だと思ってもらってあきらめさせることです。あれこれいってくるのは、「いえばこの人はきっと動くはず」と思われているから。「ほら、あの人ああいう人だから……」という認識をつくってしまえば、最強です。
▼こちらの記事もチェック!