サイズが変わり、形が変わり、肉質も変わる50代のバスト。昔とは違う感性で、仕上がりやつけ心地にもこだわりたいエクラ世代は、ブラジャー選びを見直すべきタイミング。快適で美しいブラの見つけ方を、プロが解説する。
答えてくれたのは…
加齢変化に寄り添うブラで快適に美しいバストに
「年齢を重ねていくにつれ、出てくるブラジャーの主な悩みといえば『背中とわきに段差が出る』『デコルテの削げでカップが浮く』『締めつけ感がつらい』『肌当たりが気になる』などが多くあげられます」とワコールの角野理沙さん。つまり、胸の形を補整したいけれど、快適なつけ心地も譲れない、というのがエクラ世代のブラジャー選びの必須条件のよう。
「大きい人も小さい人も同様に、加齢により胸は下がって広がるもの。さらに更年期にさしかかり、肌に直接触れるものにより敏感になるせいで、つけ心地の快適さも求める世代。だからこそこれまでと違うブラジャー選びが必要!」とインナーウエアコンサルタントのおぬまともこさんも力説。
「トップとアンダーのサイズが昔と同じでも、そのころと形も肉質も変わった50代の胸にしっくりくるブラジャーは違うもの。そのためには定期的なサイズ計測が必須ですが、なにより重要なのはフィッティング。同じサイズでも形や肉質、バージスライン(バスト下部の輪郭)の広さは十人十色だから、ぴったりのものは試着しないとわかりません。例えば試してみたものが少し小さいと感じたときは、アンダーではなくカップを1サイズ上げてつけ比べてみるなどの微調整ができるのは、試着してこそ。そしてその際にチェックすべきは下の5点です」(おぬまさん)。「バストの加齢変化が少なかった人は、適度な運動とバランスのよい食事をしていたほか、毎日サイズの合った下着をつけていたというデータもあります」(角野さん)。
さらに、正しいつけ方も、美しさと快適さに欠かせない。
「肉質が柔らかくなったぶん、50代の胸は変幻自在で、いかようにも整えられるともいえます。胸にジャストフィットしたブラジャーで、下方やわきに流れた胸の肉を本来あるべき位置に戻してあげることで、思いどおりの美胸になれますし、それに伴ってつけ心地も改善されます。あきらめずに続けてみてください」(おぬまさん)
「しっくりしていないブラジャー」Check Point 5
1.両腕を上げたとき、ずり上がる
バンザイしたときにブラジャーがずるっと上がったら、アンダーがフィットしていない可能性大。
2.左右に体をひねるとバストがずれる
体を左右にひねったり腕を振ったりしたときにバストがずれるなら、カップサイズが合っていないかも。
3.調節しても、ストラップが落ちる
ストラップの劣化以外に、アンダーバストが大きすぎたり、カップサイズが小さすぎることも原因に。
4.カップの上に、バストの肉がはみ出る
バスト上部に段差が出たりわきがはみ出るなら、カップを1サイズ上げるか、アンダーをサイズアップ。
5.わきや背中に食い込んで、段差ができる
アンダーサイズが小さい、またベルトの位置が上すぎる可能性も。わきや背中のベルトは幅広を選んで。
「しっくりさせる」には、まず正しいつけ方をマスター
ブラジャーのつけ方しだいでバストラインは激変。「まずは、カップの底辺とバスト下の外周ラインを合わせること。バストを余さずカップに入れることも意識して」(おぬまさん)。
《1》ストラップに腕を通し、上体を前に倒してワイヤーとバストの底辺を合わせ、その姿勢のままホックをとめる。
《2》ストラップのつけ根を少し浮かせ、バスト全体を手で包む。わきからしっかり中央に寄せてカップに収める。
《3》体を起こしストラップを調節してアンダーベルトを引き下げる。 横から見たとき、後ろが下がるのが正解。