接待やビジネスでの会食の際は、大人として恥ずかしくない振る舞いを心がけたい。そこで今回は、知っておきたい食事や会食のときの基本的なマナーをライフスタイリスト北條久美子さんに伺った。
【食事&会食編】ビジネスマナー
信頼関係を深める準備と気遣いをぬかりなく
ビジネスにおける会食や立食パーティは、食事やお酒を楽しむことがメインではない。取引先との信頼関係を深めるための準備や気遣いが不可欠。「会話がはずむように業界のトレンドを頭に入れておいたり、会食相手の経歴や得意分野を調べて、それについて『お話を聞かせてください』『お会いできるのが楽しみでした』という姿勢を見せると、好印象です」(北條さん)。
会食後のお礼メールも、「楽しかったです」ですませず、ひと工夫を。「相手の話で印象に残った内容に触れつつ、お礼を伝えてみてください。私もこうしたメールをいただいたことがありますが、有意義な時間を共有できたという喜びとともに、ていねいなそのかたへの信頼が増しました」。
食べることに集中しない。目をくばり、周囲に合わせて
食事は全員に料理が供され、相手、特に目上の人が食べはじめたのを確認してから自分も食べはじめるなど、周囲への目くばりが大切。「ビジネス会食では会話が重要です。いつ話しかけられてもすぐに返事ができるように、ひと口は小さくしましょう。食べるペースも周囲に合わせます。早食いの人は、相手を急がせてプレッシャーをかけやすいので気をつけて」。
立食では手荷物を減らし、テーブルを乱雑にしない
立食パーティも、飲食より交流が目的。ビュッフェの列を乱したり、料理を皿いっぱいに盛るのはマナー違反。「食べ散らかしたお皿をテーブルに置きっぱなしにするのも避けましょう。荷物はなるべくクロークに預け、じゃまにならない配慮も大切です。グラスはステムではなくボウル部分を持ったほうが安定し、会話に集中できます」。