多くのアラフィー女性たちが悩まされている“五十肩”。「五十肩になりやすい人は?」「予防のためにできることは?」「どれくらいで治るの?」など、気になる五十肩の疑問に専門医がお答えします。
まだ五十肩になっていない人も!今、五十肩になっている人も!
五十肩Q&A
Q1.なりやすい人は? 男女差は? きき腕かは関係ありますか?
A.「五十肩は、50歳前後や50代の人がなりやすいという以外は、こんな人がなりやすいという傾向は特にありません。女性のほうがやや多いですが、大きな男女差はなく、たまたま女性の更年期と重なっているだけで、五十肩は更年期症状ではありません。私もなりましたが、“肩伸ばし”で改善しました。きき腕のほうがなりやすいということもありません」
Q2.予防のためにできることはありますか?
A.「原因がわかっていないため、はっきりと『これで予防できる』といえることはありませんが、首の位置は肩の動きに大きく影響を与えるのでふだんから姿勢に気をつけましょう。特にパソコン作業のときになりがちな首を前に出した姿勢は、肩に負担をかけるのでNG。あごを引き、背骨の真上に頭がくる姿勢を心がけてください」
パソコン作業中でも、なるべくあごを引き、頭が背骨の真上にくる姿勢をキープ
ねこ背で首を前に突き出した姿勢は、肩の筋肉が緊張しやすく、負担がかかりやすい
Q3.すでに半年腕が上がらない…どれくらいで治るの?
A.「五十肩が改善するまでの期間は人によって違い、2〜3カ月ですっかり治る人もいれば、1年以上続く人もいます。ただし、どこまでも悪化していくような病気ではなく、いつまでも治らないということはありません。気を長くもって、治療を続けてみてください」
Q4.五十肩の治療に保険はききますか?
A.「五十肩は"肩関節周囲炎"という病名があるので、診断された場合、治療は保険適用です。西洋薬が苦手な人には“二朮湯(にじゅつとう)”などの五十肩を改善する漢方薬を処方することもあり、こちらも保険適用です」
Q5.治ってから再発することはありますか?
A.「五十肩は、一度治った側の肩に再発することはまれですが、まったくないわけではありません。また、反対側の肩が五十肩になる場合もあります。ただ、その場合でもまた必ず治ります」
Q6.湿布は温・冷どっちがいいですか?
A.「湿布の温感や冷感は表面的な感覚の違いだけで、どちらにも抗炎症効果があるので自分が心地よく感じるほうを選べばいいと思います。抗炎症作用で痛みがやわらぐ場合もあるので、症状がラクになるなら使うといいでしょう」
Jマダムの五十肩体験エピソード
【Episode:1】
「昨年、左肩に眠れないほどの激痛が。病院で五十肩といわれ、痛み止め薬の服用と、指導されたストレッチを継続。でもなかなか治らず、3回も病院を変えました。結果、合う薬とストレッチにめぐりあい、しだいに改善。ところがようやく治りかけたころ、今度は右肩も五十肩に(涙)。今では両方とも改善しましたが、思っていたよりも長く続き、日々の生活が大変でした」
(島津久美さん・54歳・チームJマダム)
【Episode:2】
「1年以上前、痛みがあり病院に行ったのですが、どうにか腕を上げられたので『それなら問題ない』という診断が。しばらく様子を見ていたら、どんどん痛みが強くなり、トップスのすそをインするために動かすのすらつらいほど。あんなに痛いなんて誰も教えてくれませんでした……。整体とはりにも通い、まだ痛みは少しありますが、最近やっと後ろで手を組めるように」
(H・Hさん・46歳・ライター)