多くのアラフィーが気になっている“まぶたのたるみ”。ただの老化現象だと思いがちだが、実は過度なたるみは「眼瞼下垂(がんけんかすい)」の場合も!? 眼瞼下垂になると起こる体の不調や、気になったときにどこに行けばいいのかなど、押さえておきたい基礎知識を専門医がお教えします。
Q1.どんな人がなりやすい?
A.ハードコンタクトレンズを使用している人は要注意!
「ハードコンタクトレンズを使っている人は、レンズをはずすときにまぶたを横に引っぱるため、これを繰り返すうちに眼瞼挙筋腱膜がゆるみ、眼瞼下垂になりやすい傾向が。アイメイクをゴシゴシとこすって落とす習慣がある人や、エクステやつけまつ毛をしている人もまぶたをいじることが多く、眼瞼挙筋腱膜のゆるみを招きやすいので注意。皮膚弛緩性眼瞼下垂は、ぽってりした一重まぶたの人や、まぶたと眉毛の間に脂肪が多い人がなりやすい傾向に」(野田先生)
Q2.目のほかに出やすい不調はある?
A.肩コリ、頭痛、うつ症状、おでこのしわ…など。
「眼瞼下垂になると物が見えづらいので眉毛を上げて見るくせがつき、おでこにしわができやすくなります。眉毛を上げるくせによって頭の筋肉も緊張し、頭痛や肩コリや首コリも起きやすくなります。ひどくなると自律神経失調症になったり、うつっぽい症状が出る場合も。逆に、眼瞼下垂を治すと、これらの不調は解消することも多いです」(豊野先生)
Q3.気になったときは、まずどこに行けばいい?
A.まずは眼科で病気の可能性があるかどうかを検査して。
「眼瞼下垂を疑ったら、まずは眼科を受診しましょう。なぜなら、まぶたがたれ下がってきた場合、まれに筋肉に力が入らなくなる病気や目のまわりの神経が麻痺する病気が隠れている可能性があり、それを判別するためです。また、手術を受ける前にドライアイや黒目のキズの有無を確認しておくことも重要だからです。眼瞼下垂に詳しい眼科なら理想的。眼科で受診して眼瞼下垂だと診断されたときに、改めてどこで手術を受けるかを考えればいいでしょう」(豊野先生)
Q4.治療は早ければ早いほどいい?
A.受診は早いのがベスト。治療はそのときの判断に。
「ほかの病気ではないか調べるためにも受診自体は早いほうがいいですが、眼瞼下垂と診断された場合、手術を受けるタイミングは、自分でどれくらい気になっているかにもよるので、その人の考えと医師の判断しだい。ただ、放っておいて進行すると手術がむずかしくなることもあるので、症状がひどい人は治療も早めのほうがいいと思います」(野田先生)
Q5.おすすめの予防法は?
A.メイクやクレンジングの際に、とにかくまぶたをこすらないこと。
「とにかくまぶたをいじらないことです。アイメイクをするときはまぶたを引っぱらないようにし、落とすときもゴシゴシこすらなくていいようにアイメイク用リムーバーを使いましょう。また、皮膚弛緩性の場合は、紫外線対策や、十分な保湿、禁煙など、一般的にいわれているような皮膚のたるみを防ぐ方法で予防につながると思います」(野田先生)
Q6.セルフチェックの方法はある?
A.誰でもできる簡単なやり方があります。
「鏡を見ながらスマホなどのライトで目を横から照らしてみましょう。目を見開かずふだんどおりに開けることがポイント。瞳孔にまぶたがかぶさっていたら疑いあり。また、目を閉じて眉毛に軽く指を当て、目を開けてみましょう。眉毛を上げないと目が開けられない場合には要注意」(野田先生)