若いころより高い声が出なくなったり、いざ話そうとすると声がしゃがれたり、話し相手に何度も聞き直されたり。肌や体同様、エクラ世代は声も年齢とともにエイジングが進行している!そのメカニズムをプロが解説します。
今のうちから始めれば、若々しい声は保てます
エクラ世代は、声の変わり時!
「更年期や閉経によりホルモンが減ると、声帯がむくんだり、ゆるんだりするため、声のエイジングが一気に進行します。さらに、加齢とともに唾液量や肺活量の低下、筋肉の衰えが追い打ちをかけ、ますます声は低く出にくくなり、雑音も入るように。そのまま若いころと同じ声のトーンで話していると、のどを痛めてしゃがれ声になるケースも多いんです」と話すMinnieP.先生。
「声は年齢を隠せない」ともいわれる。どんなに外見や内面を磨いていても、オバ声だとぐっと印象が変わってしまうからこそ、なんとかしたい。
「訓練されたアナウンサーがハリのある若々しい声を保てるように、皆さんもオバ声の予防&改善ができます。まず日常生活においては、のどにダメージを与えないことが先決。のどを乾燥させないようにしつつ、お酒やタバコ、炭酸水、辛いものなど、刺激となるものをなるべく控えましょう。そして、オバ声への最強ケアとなるのが、ボイストレーニング! 加齢で弱った声帯をはじめ、声に関するあらゆる筋肉を鍛えます。しかも副次的な効果として顔のくすみ、たるみ、むくみ、ほうれい線の改善などいいことずくめです」
●お話をうかがったのは
Minnie P.先生
作詞・作曲家、音楽プロデューサーとして、世界を舞台に活躍。多くのメジャーアーティストの作品を手がけるとともに、アーティストの育成、楽曲提供、音楽プロデュースまで行う。先生のレッスンを受けると、大成するというジンクスもあり。
オバ声をもたらす原因とは?
■表情筋のこわばり
肩や首、頭、顔の筋肉が固まり、凝っていると、口が開きにくくなってしまう。特に、エクラ世代は、大きく口を開けず、口先だけで話すケースが多いため、筋肉の衰えは進む一方。まず、肩や首、頭、顔の表情を柔らかくほぐすことから。
■唾液量の減少
のどや声帯が乾燥していると傷つきやすくなり、オバ声の要因に。特に、エクラ世代は唾液量が減少し乾きやすくなるので、こまめな水分補給(ミネラルウォーターがベスト)に加え、冬は加湿やマスクによる防御をすることが決め手。
■肺活量の低下
年齢とともに肺活量が下がるのに伴い、声量も低下する。これは声が響きやすい正しい姿勢で、腹式呼吸を心がけることが有効。また、肺をはじめ、内臓の位置が全体的に下がることも声の通りを悪くする原因のひとつに。
■口と舌の筋肉の衰え
加齢が進むと、滑舌やろれつが悪くなるのは、口や舌の筋肉が衰えてきたことが大きい。改善策は、口を縦に突き出すように話す、舌を根元から動かす運動をすることの2つ。
■声帯のむくみorゆるみ
のど仏の2本のひだ状の声帯を、息で振動させて音を出していく。この声帯が加齢やホルモンの低下、刺激物などでむくんだり、ゆるんだりすると、すき間から息が漏れ、声が低く、出にくくなる要因に。声帯を鍛えてピタリと閉じられるようにすることが、若声のカギ。