夫婦の機微を脳科学の見地から解き明かす黒川伊保子さん。黒川さんの著書を読んで「目からウロコの気づきがありました!」と語る浜島直子さん。夫婦のトリセツをめぐる浜島さんのさらなる疑問に、黒川先生がズバリ解答!
感性アナリスト 黒川伊保子さん × モデル 浜島直子さん対談!
Q. 最近、夫の話が、まどろっこしく感じます。
A. 男性は56歳から脳の使い方が変わってきて、話がどんどん長くなる傾向があります。
Q. 靴下の脱ぎっぱなしがとてもイヤなのですが……。
A. 残念ですが、それはなかなか直らないのであきらめてください(笑)。
夫が靴下を脱ぎっぱなしにするのは、脳の働きが原因!?
浜島 先日、私の母が黒川先生の『定年夫婦のトリセツ』を読んで、先生の解説を参考にして父をほめたら、「お風呂や玄関の掃除をすすんでやってくれるようになったの!」と喜んでいました。今日うかがうお話も、ぜひ母とシェアしたいと思います。
黒川 浜島さんは結婚してどれくらいになるのかしら。
浜島 結婚21年、夫は12歳年上です。23歳の私にとって彼は社会的な経験値が高い成熟した大人の男性でしたが、私も年をとり、最近では私の成熟度が彼を追い越した気すらしています(笑)。旦那は今56歳ですが、最近気になるのが質問に対してストレートに答えが返ってこないこと。話
がすご~くまどろっこしいんです。
黒川 それは、男性は56歳を過ぎると脳の使い方が女性的になるからなんです。若い女性のおしゃべりって話があちこちに飛んでダラダラするでしょう。同じように、仕事の領域では判断も会話も端的なのに、日常空間では「俺の話を聞いてくれ」とばかりに延々と話をするようになる。でも安心してください、そのうち会話力が成熟して、長いけど起承転結があっておもしろい話をできるようになりますから。イライラしたら、「わかった〜、そこで××したのね?」と、話の先を促すといいですよ。
浜島 納得しました! それから、アンケートのコメントにもありましたが、何度注意しても旦那が靴下をその辺に脱ぎっぱなしにするのがすごくイヤで。脱衣カゴに入れることがなぜできないか、不思議です。
黒川 残念だけど、それはなかなか直らないのであきらめてください。
浜島 え!? どうしてですか?
黒川 男女の空間認知には違いがあって、男性は自分から半径3mの外側のことしか認識しないんです。床に落ちた靴下が目に入らない、これは論理的な理系脳の人ほど顕著で、決して怠惰なわけじゃないの。
浜島 夫や息子が服を脱ぎっぱなしにしたら、イラッとしませんか?
黒川 イラッとしますよ!(笑)。だからわが家では息子の動線に合わせてクロゼットをつくり、その隣を洗面所にして、息子が脱ぎっぱなしにした服をすぐ脱衣カゴに移せるようにしました。息子の行動を変えるより、私の家事動線を短くするほうがずっと簡単ですから。
浜島 ではわが家は、夫が靴下を脱ぎ捨てにするソファのそばに小さなカゴを置いてみようかな? それにしても恋人時代は、床に落ちた彼の靴下をなんの苦もなく片づけることができたのに……。
(対談2へ続く)