周囲を振り回す「自分は正しい」症候群は、すべての人に発動されるわけではなく、実は、ターゲットを絞って仕掛けているケースが大半。もしもあなたが被害に遭遇する率が高いとしたら……。まずは自分が標的にされやすいタイプかどうか、記事を参考に自己分析してみて。
教えてくださった先生
振り回すという行為は標的がいてこそ成り立つ
「周囲を振り回すという行為は、振り回される人がいてこそ成り立つもの。振り回す側は、標的になりやすい人をかぎ分けるのに長(た)けています。素直でまじめ、自分よりも相手の欲望を満たすことを優先し、理不尽な扱いをされても自分がガマンすればいいと考える、いわゆる『いい人』は要注意です」(片田さん)
また、「愛されたい」「ほめられたい」という愛情欲求や承認欲求が強く、「弱い立場にある」「強い欲求不満がある」「孤立している」人のほか、下記にあげた要因を複数もつ人は、自ら振り回す人に近づき、相手の行為を助長する危険性も。
まずは、自分が標的になりやすいタイプかどうかの分析を。それがわかるだけでも、「気をつけよう」という気持ちが生まれ、防御策のひとつになるはず!
まずは、標的にされやすいタイプかどうか自己分析を
【要因1】自己評価が低い
「自己評価が低い人は、他人からの評価でしか自己確認ができません。いわば、いい人という評価を得るために、相手の要求を受け入れやすく、欲望を満たそうとしがちだということ。そこにつけこまれてしまうのです」。また、自分に自信がないので、相手に攻撃されても反撃せず、やられっぱなしに。責められるのは自分が悪いからだと受け入れてしまうため、相手の行動をエスカレートさせる場合も。
【要因2】他人を信じやすい
ツッコミどころ満載の身勝手な言い分を並べ立てられても、その言葉を疑ったり、裏読みしたりすることなく受け入れてしまう。素直で、他人を信じやすい人も、「自分は正しい」症候群の格好のターゲットに。「本心、特にネガティブな面を正直にさらけ出す人はあまりいないので、普通は経験に基づいて相手の真意を推し量ります。信じやすい人は、その経験が不足しているのかもしれません」。
【要因3】他人を頼りがち
「現状に不満を抱いているのに、自ら改善する努力はせず、誰かが救い出してくれるのを待っている。そういう他人を頼りやすい人は、相手の身勝手な主張を拒まず、要求に応えようとする傾向があります。結果、標的にされてしまうのです」。何事も自分で決めず、他人に判断をゆだねる人も同様。だんだんと自分が何を求めているかわからなくなり、他人の欲望を優先してしまうため、被害にあいやすい。
【要因4】真実に直面するのが怖い
「“自分にとって不都合な真実”に直面することへの恐怖、大切な人・ものを失う恐怖、断ったら何をされるかわからないという恐怖。振り回されやすい人は、しばしばそうした恐怖を抱いています」。「夫は浮気をしている」「自分は利用されている」などと気づきつつも、見て見ぬふりをして、その場をやりすごそうとする。そんな逃げの姿勢が、相手の横暴な振る舞いを許すことにつながるよう。
次回は、相手に対する“見方”と“対応”を変えて、振り回されない方法を伝授。お楽しみに。