「男らしさ」にとらわれてがんこに⁉ 夫の“がんごオヤジ化”を心理学の専門家が解説!

夫ががんこオヤジ化してしまう理由とは? パートナーの困った変化に対する考え方と対処法を、心理学の専門家が切れ味鋭く指南。不器用な男性のがんばりが“がんごオヤジ化”の原因に?

教えてくれたのは…

本田りえさん(臨床心理士・公認心理士)

武蔵野大学非常勤講師。専門はトラウマケア、被害者学。武蔵野大学心理臨床センターで相談員を務め、多くの女性や家族の相談にあたる。著書に『みんな「夫婦」で病んでいる』(主婦の友社)がある。

社会的な「男らしさ」に男性自身がとらわれている!

臨床心理士としてさまざまな夫婦問題に向き合ってきた本田さん。夫のネガティブな変化は、エクラ世代のかたからの相談事では“あるある”だそう。
 

「これには加齢という生理的な現象が、男性としてのアイデンティティに影響していると考えられます。年齢を重ねると身体機能、認知機能などさまざまな面で変化(衰え)が訪れます。それ自体は自然で、男女ともに共通すること。ですが男性の場合、社会的なポジションやそれまでに刷り込まれた価値観による『男性らしさ』にとらわれてしまうと、自分の劣化(弱さ)を見せたくない、と葛藤が生じるのです。『老いを認められない』ともいえますが、少し優しい見方をするなら『まだがんばりたい気持ち』の表れなんです」

夫のがんこオヤジ化

「一般的にコミュニケーション能力や共感性が高い女性の場合は、老いなどの悩みも相談や共有をすることでゆるやかに対応していけるのですが、男性はどちらかといえば不器用。『若いまま』のつもりでがんばってしまう。かつては頼もしく見えたこのがんばりも、無理が出てくることで意固地さや融通のきかなさとして現れ、一番身近にいる妻が迷惑をこうむるのです」

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取材・原文/遊佐信子 イラスト/小迎祐美子 ※エクラ2021年6月号掲載

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