プロに聞いた!きょうだいが親を介護している場合の“トラブル回避”コミュニケーション術

介護側と見守り側では、きょうだい間でも考え方や感覚にズレが生じることも。お互いの立場をきちんと理解することが円満への近道。ほかのきょうだいが親の介護をしている場合、どう協力したらいいのか、介護者メンタルケア協会代表の橋中今日子さんに教えてもらった。

見守り側の心得

ほかのきょうだいが親の介護をしている場合

実家に帰ったときは、ひと晩寝泊まりしてみる。

実家に帰ったときは、ひと晩寝泊まりしてみる。

親はたまに来る子供にはいい顔をすることが多く、数時間顔を出してすぐ帰るだけだと、本当の状態が把握しづらい。1泊でも一緒に過ごしてみると、見えてくることは多いはず。

 

ほかのきょうだいのやり方に文句をいわない。

がんばって介護をしているのに「やり方が違う!」と注意されたらイラッとするもの。なので、命に直結すること以外は相手に任せて踏み込まず、感謝の気持ちを忘れずに。
 

すぐに返事できないときは、状況を伝えておく。

介護中、親に何かあったときはすぐにでも相談したいもの。もし対応できそうにないときは、「明日なら大丈夫だから必ず返事する」などと、自分の状況を伝えて安心してもらおう。

 

親を介護しているきょうだいに対して、負い目を感じすぎないことも大切。

きょうだいに親の介護を引き受けてもらっている場合、ねぎらいと感謝を言葉で伝えよう。経済的に余裕があるならお金を出すなど、できることをやり、負い目は感じないこと。

 

教えてくださったのは

介護者メンタルケア協会代表 橋中今日子さん
介護者メンタルケア協会代表 橋中今日子さん
理学療法士・リハビリの専門家として病院に勤務。自身も介護経験があり、心理カウンセラーとして介護にかかわる人を心身両面からサポート。著書に『がんばらない介護』など。

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取材・原文/吉川明子 イラスト/カツヤマケイコ ※エクラ2021年7月号掲載

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