同じことをいっているのに、感じの「いい人」と「悪い人」がいるのはなぜ?【損してますよ、その言い方…!】

内容は同じなのに、受け入れやすいアドバイスもあれば、否定や自慢のように聞こえ、人の心を遠ざけてしまうことも……。フリーアナウンサー、話し方講師の渡辺由佳さんが、会話する際の心構えを教えてくれた。

教えてくれたのは…
フリーアナウンサー、話し方講師 渡辺由佳さん
フリーアナウンサー、話し方講師 渡辺由佳さん
テレビ朝日アナウンサーを経て、独立。フリーアナウンサーとして活動するほか、企業や大妻女子大学文学部でコミュニケーション術や口語表現法を教える。著書に『思わず言ってしまう〇言葉、×言葉』(三笠書房 王様文庫)など。

会話は自分主体ではなく相手ファーストで!

「言い方には、その人の知性や相手への思いやりの有無が如実に出ます」

そう話すのは、好感度が大切な、アナウンサーであり、話し方講師としても活動する渡辺由佳さん。
「人生の経験値が増えると、それをもとに語りがちですが、そうしたものの言い方は、上から目線に感じられます。言葉をどう受け止めるかは、相手によって十人十色。独善的に意見せず、あくまで提案として、『~ほうがいいと思う』などの言い回しを使うと、共感されやすくなります」

コロナ禍で増えたのがメールやLINEでのコミュニケーション。文字しか情報がなく誤解を生みやすい。
「心理学のメラビアンの法則によれば、人の印象は55%が視覚、38%が聴覚で決まり、言語の割合は7%にすぎません。テキストメッセージやマスクをつけた会話では表情が読みにくく、悪気のない言葉でも相手を傷つけたり、思いがけない意味にとられたり、会話の双方がいい気分になれず“損する”可能性が高いといえます。特に、感情がからむシーンでは、言葉をつくしたいですね」

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取材・原文/小泉咲子 イラスト/小迎裕美子 ※エクラ2022年2月号掲載

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