同じことをいっているのに、感じの「いい人」と「悪い人」がいるのはなぜ? 今回は知らず知らずのうちに相手を身構えさせているフレーズをピックアップ。よりよい人間関係を築ける言い方を、話し方講師がレクチャー!
教えてくれたのは…
フリーアナウンサー、話し方講師 渡辺由佳さん
フリーアナウンサー、話し方講師 渡辺由佳さん
テレビ朝日アナウンサーを経て、独立。フリーアナウンサーとして活動するほか、企業や大妻女子大学文学部でコミュニケーション術や口語表現法を教える。著書に『思わず言ってしまう〇言葉、×言葉』(三笠書房 王様文庫)など。
相手を身構えさせる
損「老婆心ながら、あなたのこれからが心配で…」
得「あなたのこれからのことが心配だから、何かあったらいつでも連絡してね」
むしろいわないほうが好感をもたれる
「老婆心ながら」というフレーズは、上から目線のニュアンスが出て、気を遣ったつもりが逆効果。「むしろ使わないほうが、『ダメ出しされる』と相手を警戒させずにすみます。また、相手のことを思うからこその提案だと伝わるように、前向きな表現を心がけましょう」。トラブル後の相談をしたいときの「ちょっと困ったことに……」も、相手を身構えさせるフレーズ。「『お知恵をお借りしたくて』と言い換えたほうが、相手への信頼や尊敬が感じられ、聞く耳をもってくれるはずです」。
取材・原文/小泉咲子 イラスト/小迎裕美子 ※エクラ2022年2月号掲載