片づけヘルパーの永井美穂さんが「実家の片づけ」の心得を4大お困りケース別に解説。今回は「親が片づけさせてくれない」というケースについて。
教えてくれた人
片づけヘルパー 永井美穂さん
片づけヘルパー 永井美穂さん
介護福祉士として在宅介護に携わった経験から、高齢者が健康で安全に暮らせる環境づくりと、片づけの実施を提案。‘09年から日本初の片づけヘルパーとして活動。著書に『親の健康を守る実家の片づけ方』(大和書房)がある。
【Case1】親が片づけさせてくれない
「片づけるよ!」といってはダメ! はなから不用品扱いをしない
ボロボロに見えるお鍋でも、実は母親にとっては新品より使いやすい、ということがある。「大事なのは両親の価値観で、子供が片づけよう、捨てようというスタンスでいると、親は『ほっといてくれ』という気持ちになります。それより、必要なものを一緒に選んだり、モノの置き場所を少し変えて使いやすくしたり、ホコリをかぶっていた装飾品をきれいにして飾ったり、プチ片づけで部屋が快適になることを目の前で実践してあげて。子供が自分の思いをわかってくれたことで満足し、モノへの執着が減って、片づけようという気持ちが高まりますから」(永井さん)。
飾る場所をつくることが、片づけを進める口実にもなる。
取材・原文/浦上泰栄 イラスト/北住ユキ ※エクラ2022年2月号掲載