相手をほめたくて「髪、切った?」「やせた?」と話しかけても、それだけでは真意が伝わらない。きちんとした言葉で補うことが、相手への気遣い。話し方講師の渡辺由佳さんが詳しくレクチャー!
教えてくれたのは…
フリーアナウンサー、話し方講師 渡辺由佳さん
フリーアナウンサー、話し方講師 渡辺由佳さん
テレビ朝日アナウンサーを経て、独立。フリーアナウンサーとして活動するほか、企業や大妻女子大学文学部でコミュニケーション術や口語表現法を教える。著書に『思わず言ってしまう〇言葉、×言葉』(三笠書房 王様文庫)など。
言葉足らずで“真意”が伝わってない
損「髪、切ったの?」
得「髪、切ったの? すごく似合うね!」
中途半端な言葉は人を疑心暗鬼にさせる
「髪、切った?」などと聞かれ、質問の意図を測りかねてとまどった経験はないだろうか。「そう聞く人の多くは、『新しい髪型が似合う』とほめたいはず。しかし、聞かれた側は『似合っていないのかも』と疑心暗鬼になります。『やせた?』も『やせてカッコよくなった』までいわないと、『やつれた』と受け取られる危険が」。真意が伝わりにくい言葉には、「大丈夫です」もある。「妥協しているのか、太鼓判を押しているのか、どう大丈夫なのか言葉で補うことが、相手への気遣いであり、安心させることができるのです」。
取材・原文/小泉咲子 イラスト/小迎裕美子 ※エクラ2022年2月号掲載