エクラの読者にアンケートをおこなったところ、母親のグチや不満に付き合うのがつらいという声が多数。そんなときこそ、脳科学と心理学のセオリーの出番! 専門家が対応の仕方を教えます。
【お悩み】なにかと甘えてグチや不満をいってくるので困ります。
・早朝や深夜でもLINEでグチをいい、返信をしないとすぐに怒る。(51歳・自営業)
・自分に失礼なことをいってくる。そんな母と距離をとりたいのに罪悪感があってついかまってしまったり、自分の情報を与えてしまう。(48歳・会社員)
・まだ健康で自立しているのに娘と暮らしたいという。夫と息子がいるから無理と伝えると、夫や息子の悪口をいってくる。(53歳・主婦)
話すときは常に明るい声で。グチをいうすきを母に与えない
グチをいうすきを与えないようにしましょう。不満げな声で母親が電話をしてきたら、「お母さ〜ん、今××のレッスン中だけど、何か用事?」と思いきり楽しそうな声で返事をする。明るい空気に触れると、ほとんどの人がグチをいう気分ではなくなりますから。母親が家族の悪口をいっても、「悪気はないと思うよ」と諭したり、なだめたりするのはNGです。「そうなんだ」といったん悪口を受け止める(時には本人より憤慨してあげる)。そのうえで「でも、××が、こないだお母さんをほめてたよ(心配してたよ)」などホロリとさせてみて。(黒川さん)
時間や空間の線引きをしつつ、母の心を受け止める
高齢の母親は、病気や死の不安と隣り合わせに生きています。心細さから弱音を吐いたり、グチっぽくなってしまうことはあるでしょう。グチをいえるのは元気な証拠と考え、可能な範囲で受け止めてあげて。母の心に寄り添いつつ自分のペースを守るには、境界線の意識が必要です。グチの電話がかかってきたら、「出かけるから15分だけ話を聞くね」と、先に時間の境界線を引く。娘の家にひんぱんに来たがる母親には、「おいしいランチの店があるから、食事しながらおしゃべりしよう」といって連れ出し、自分の空間を守るための境界線を引いてください。