「母が亡くなったらと思うと不安…」母に頼りすぎない関係性を築く方法

母との関係に悩むアラフィー女性が急増。母を頼り、甘えるだけの娘ではいられないエクラ世代は、一体どんなことに悩んでいるのか。読者アンケートの回答をもとに母娘のお悩みを専門家が解決!

教えてくれたのは…
メンタルケア・コンサルタント 大美賀直子さん
メンタルケア・コンサルタント 大美賀直子さん
公認心理師などの資格をもち、セミナー、カウンセリングで活躍。『長女はなぜ「母の呪文」を消せないのか』ほか著書多数。「All Aboutストレス」ガイド。

Q.一卵性母娘といわれる母と私。本当に仲よしで旅行も買い物も一緒。母が亡くなるときのことを考えると怖いし、生きていけないのでは……と不安です。(51歳・会社員)

A.母の存在に頼りすぎず、『第3の場所』を増やそう

サードプレイスという言葉を知ってますか。家庭でも職場でもない、自分が気持ちよく過ごせる『第3の場所(存在)』という意味で、リラックスして自分らしく過ごすために欠かせない存在です。サードプレイスには友人、趣味のサークル、ペットなどがありますが、複数もつことをおすすめします。ひとつだけだと、何かのきっかけでそれを失ったときのショックが大きいし、複数のほうが心のバランスをとりやすくなります。あなたにとってのサードプレイスが母親しかないのなら、別の心地よい存在も探しましょう。お母さんも、そのほうがきっと安心ですよ。(大美賀さん)

一卵性母娘といわれる母と私

Q.母に、ひとりの女性としての気持ちを聞いてみたい。どんなふうに聞いてあげるのがいいのでしょうか。(45歳・パート)

A.旅先などリラックスした場を選んで母の物語を聞こう

人生の最終章に立ち、一生を振り返る。このとき、「迷ったり回り道もしたけど、すべてが現在につながる大事な道のりだった」と思えたら幸せですよね。ちょっとむずかしくなるけど、心理学的には「統合的な意味を見出す」といいます。例えば「家族のためだけに生きた人生でよかったのか」と悩む母親が、人生を振り返り、子供たちの笑顔を思い出すことで自信を取り戻す。誰かに自分の物語を語ることは、最後の“1ピース”の発見に役立ちます。旅先などリラックスした気分のときに、ぜひお母さんの人生の物語を聞いてあげて。(大美賀さん)

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取材・原文/浦上泰栄 イラスト/小迎裕美子 ※エクラ2022年6月号掲載

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