【一人暮らしの親のケア】ケアの第一歩は、コミュニケーションをとることから

一人暮らしの親のケアをする際に必要なことを、専門家が紹介。ケアの第一歩として、コミュニケーションをとることが大事。日常会話から“ふだんの親”の状態を知っておくと、とっさの出来事に早めに対処ができる。

介護作家・ブロガー 工藤広伸さん
介護作家・ブロガー 工藤広伸さん
くどう ひろのぶ●2度の介護離職を経験し、現在は、企業や自治体などでの講演や執筆活動をしつつ、母の遠距離在宅介護を続ける。著書に、『親が認知症!? 離れて暮らす親の介護・見守り・お金のこと』(翔泳社)ほか。

暮らしのケア編

《日常会話》

無理のないペースで、“ふだんの親”を知っておく

暮らしのケア編

一人暮らしの親のケア第一歩は、コミュニケーションをとること。その目的は、話し相手になることに加え、元気に暮らしているかの確認だ。

「無理をして、毎日長時間電話で話したり、週末ごとに顔を見にいったりする必要はないと思います。私は、毎朝通勤時、駅まで歩く間を利用して、スマホで2、3分電話をしていました。こんなふうにルーティンに組み込んでしまうのがおすすめです」と、池田さん。毎日声を聞いていれば、ふだんの様子がわかるというもの。声が沈んでいるなど、些細な変化に気づけるし、その時間帯に親が電話に出なければ、「何かあったのかも」という注意信号に。近所の人に様子を見にいってもらうなど、早めに対処できる。

「対面のほか、ビデオ通話なども利用し、時には親の様子を目で確認するのも必要」と指摘するのは、工藤さん。

「顔色が悪いといった体調のほか、季節に合わない服装をしている、いつもきれいにしていたのに髪がボサボサで化粧もしていないなど、親の精神面や生活の変化、認知症の兆候などに気づくこともできます」(工藤さん)

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取材・原文/村上早苗 イラスト/升ノ内朝子 ※エクラ2022年12月号掲載

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