何十年も運転してきたクルマだけど、50代に突入したら、もっと自分にフィットするクルマにシフトしたい。アラフィー世代のモータージャーナリスト、まるも亜希子さんによるクルマ選び指南、「自分のための愛車編」。今回のテーマはますます進化する安全性。もっと快適に、もっと確実に、私や大切な人を守ってくれるクルマしか欲しくない!
日常での運転サポートが頼りになる!
50代からの「私を守ってくれるクルマ」のすすめ
楽しいドライブにまず不可欠なのは、安心安全。今、そう考えて愛車選びをする人たちが増えています。自分や家族など大切な命を守るのはもちろん、自分がほかの誰かの大切な人を傷つけないためにも、転ばぬ先の杖を手にしておくのはとても重要なことなのです。
安全運転という言葉からは、ショッキングな事故を想起してしまうかもしれませんが、日頃から運転中に起こりがちなうっかりミスで「ヒヤリ」とする瞬間。それを先回りして避けてくれたり、さりげなくサポートしてくれたりするのもまた、先進安全装備の役割です。
50代になり、視力や注意力、集中力、とっさの判断力や手足の機敏な動きなどが若い頃のようにはいかないな、と感じはじめた人にとっては、そうした日常での運転サポートこそ本当に欲しいものではないでしょうか。
現在、軽自動車を含めほとんどの新車に搭載されている機能としては、車両周辺のクルマや歩行者、自転車などを検知して、もしぶつかりそうな時にはドライバーにまず警告、間に合わない時には自動でブレーキをかけてくれる機能。一時停止や侵入禁止などの標識をうっかり見逃さないよう、読み取ってメーター内などに表示してくれる機能。ブレーキだと思ってアクセルペダルを踏み間違えてしまっても、急加速しないよう制御してくれる機能。車線変更をする際に死角に車両がいることを教えてくれる機能。車線からはみ出さないように、ハンドル操作をサポートしてくれる機能などがあります。
さらに、ペダルから足を離していてもアクセルとブレーキの制御が行われ、前走車に追従して走行してくれたり、ハンドルから手を離して走ることができたり、クルマを降りてからスマホの操作で前後に動かすことができたり。まるで未来にひとっ飛びしたかのようなドライブ体験も、すでに夢の話ではなくなりました。
自分に必要な機能、欲しい機能はどんなものだろうかと考えながら、安全装備を軸にした愛車選び。まだまだこれから、アクティブに過ごしたい50代の賢い選択です。
ますます進化する!「私を守ってくれるクルマ」5選
苦手なバックも驚きの機能でラクラク
1. BMW・3シリーズ
いつまでも若々しくアクティブな気持ちにさせてくれる、スポーティセダン&ワゴンの3シリーズ。最新モデルはさらに高性能となった3眼カメラやレーダー、高性能プロセッサーによって運転支援システムの精度が格段に向上しています。自動車専用道路を走行中に60km/h以下の渋滞となった場合に、ハンズオフ走行で疲労を軽減してくれたり、BMWならではのリバース・アシストは35km/h以下で走行時に直近50mまで正確にバックで戻ることができるという、ユニークな機能。駐車場の奥まで行って満車だったから戻りたい、といったシーンで重宝しそう。
318i M SPORT RHD
ボディサイズ:全長4720×全幅1825×全高1440mm
パワートレーン:2.0L直列4気筒ターボ(ガソリンエンジン)
乗車定員:5名 燃費:13.0km/L
価格:6,400,000円〜
ガソリン、ディーゼル、プラグインハイブリッドが揃う3シリーズ。インテリアは美しいカーブ・ド・ディスプレイなど先進的な空間です。
ぶつかる気がしないほどのアシスト力
2. トヨタ・アルファード
飛行機のファーストクラス並みに豪華で、シートヒーターや大型テーブルまで至れり尽くせりの2列目シートが注目されがちなアルファードですが、実は先進安全運転支援も充実しています。高性能な単眼カメラとミリ波レーダーで数々の「うっかりミス」を先回りしてサポートしてくれるのはもちろん、ありがたいのは一般道でもさりげなく運転をサポートしてくれる「PDA(プロアクティブドライビングアシスト)」。歩行者や自転車の飛び出し、前を走るクルマの突然の急ブレーキ、見えなかった急カーブなどで、減速やハンドル操作を制御してくれるので、ぶつかる気がしないほどの安心感です。
Executive Lounge(ハイブリッド)
ボディサイズ:全長4995×全幅1850×全高1935mm
パワートレーン:2.5L 直列4気筒+モーター(ハイブリッド)
乗車定員:7名 燃費:17.5km/L
価格:8,500,000円〜
ガソリンとハイブリッドがあり、2列目シートは超ロングスライドの豪華仕様からカジュアルにも使いやすい仕様、4WDも選べます。
日常のヒヤリから守ってくれる機能満載
3. ホンダ・アコード
新世代のミドルサイズセダンとして、美しく上質な4ドアクーペのハイブリッドモデルとなったアコード。Google搭載でタッチ操作と音声操作ができるインフォテインメントの便利さも注目ですが、先進安全運転支援としてHonda SENSING360の搭載が大きなトピック。約100度の水平画角を実現したセンサーカメラや多数のソナーセンサー、コーナーレーダーなどによって、周囲360度を徹底して監視しながら、たとえばT字路を出る時に左右からくる車両を検知したり、車線変更のハンドル操作をサポートしてくれたり。日常に多いヒヤリを防いでくれる、頼もしい機能が満載です。
e:HEV(ハイブリッド)
ボディサイズ:全長4975×全幅1860×全高1450mm
パワートレーン:2.0L 直列4気筒+モーター(ハイブリッド)
乗車定員:5名 燃費:23.8km/L
価格:5,449,400円〜
2モーターハイブリッドのe:HEVによるなめらかで上質な走りは、燃費も優秀。後席まで広く、荷室はゴルフバッグ4個積載可能です。
ドライバーの疲労度をモニタリング
4. ボルボ・EX30
ボルボ史上、最もカーボンフットプリントの少ないモデルとして登場した、100%電気で走るSUVがEX30です。都心部でも扱いやすいサイズや、サステナブルな素材でセンスよく仕上げられたインテリアなども魅力的ですが、3点式シートベルトの生みの親でもあるボルボらしく、安全運転支援も最先端。ドライバーの目や顔の動きをモニターし、注意散漫や眠気など集中力が低下すると警告するドライバー・アラート・コントロールや、ドアを開ける際に後方からくる自転車やバイクなどを知らせるドア・オープニング・アラート、周囲360度をディスプレイに映し出す機能などが安心なドライブを提供してくれます。
EX30
ボディサイズ:全長4235×全幅1835×全高1550mm
バッテリー容量:69kWh
乗車定員:5名 電費:143Wh/km
価格:5,590,000円
日本の急速充電器「CHAdeMO」と普通充電器に対応し、満充電での航続可能距離は560km(WLTCモード)と、余裕を持ってドライブが楽しめます。
路面に矢印を投射!未来のドライブを体感
5. メルセデス・ベンツEクラス
マイルドハイブリッドやプラグインハイブリッドによって、全モデルが電動化されたエレガントでスマートな最新Eクラス。ドアを開けるとビックリ、オプションで用意されている運転席から助手席まで一面に広がる大型ワイドディスプレイ「MBUXスーパースクリーン」が未来のドライブへと誘います。走行中に助手席の人が動画を視聴したり、停車中なら運転席からweb会議に出席することも可能。また、ヘッドライト片側が100万画素以上で100万以上のエリアに照射位置を分割可能という革新的なヘッドライトによって、正確な配光特性により前走車や対向車を気にすることなく夜間の運転やすさが格段にアップ。路面に矢印を投射する日本初の路面描画機能も画期的です。
E200 AVANTGARDE
ボディサイズ:全長4960×全幅1880×全高1470mm
パワートレーン:2.0L 直列4気筒ターボ+ISG(マイルドハイブリッド)
乗車定員:5名 燃費:14.3km/L
価格:8,940,000円〜
ボディサイズのわりに小回り性能が高い、メルセデス・ベンツの美点も継承。車庫入れのしやすさも嬉しい安心ポイントです。