アラフィー女性におすすめの本をピックアップ。山田詠美さんが自身の歩みを振り返る『私のことだま漂流記』、ジェーン・スー『おつかれ、今日の私。』など心にしみて元気の素になる4冊を紹介。
勇気がリンリンわいてくる波瀾の半生記
『私のことだま漂流記』
山田詠美
講談社 ¥1,815
スタイリッシュに軽々と第一線を走ってきたように見えるのに、これほどの痛みや悔しさを乗り越えていたなんて。小学校でひどいいじめにあったこと、直木賞受賞後も水商売の前歴や黒人男性との恋愛で誹謗され続けたこと、パートナーの逮捕や離婚……。隠さず飾らず人生を振り返り、昭和の文豪たちなど自分の根と葉を育ててくれた人々について軽やかにつづっていく。読むほどに励まされ、〈「あなたのためにある私という小説家」でありたい〉という覚悟に胸が熱くなる。
心の疲れを明日に持ち越さない48の方法
『おつかれ、今日の私。』
ジェーン・スー
マガジンハウス ¥1,540
生きていれば誰しも感じずにいられない不満や不安、怒りや妬み、自己嫌悪……。心身を疲弊させる感情をどうすれば解消できるか。自分を慈しんで笑顔の明日に変えていけるか。働く女性に人気のエッセイストが体験から編み出した極意を参考に、セルフケアを始めてみよう。
今も昔も結婚は女のサバイバルゲーム!?
『良妻の掟』
カーマ・ブラウン 加藤洋子/訳
集英社 ¥2,750
2018年にNY郊外の一戸建てに引っ越した元キャリアウーマンのアリス。その家で1950年代に新婚生活を送っていた専業主婦のネリー。時代は変われど求められるよき妻像に悩んだ果てに、ふたりが選んだ道は!? 北米でベストセラーになったのも納得の共感と驚愕を誘う物語。
胃袋&ハートにしみる滋味たっぷりアンソロジー
『スプーンはスープの夢をみる』
早川茉莉/編
筑摩書房 ¥1,980
村上春樹の短編小説に、「スープは音を立てて吸うべし」と題した三島由紀夫の随筆、古今の美食家や料理家たちによるレシピつきエッセー、さらに旅行記や詩まで! スープにまつわる61編からなるアンソロジーは驚くほどバラエティ豊かで、食欲&料理欲&想像力を刺激する。