最新作となる人気ドラマの劇場版では、強いけど柔らかい、新たなヒーロー像を見事につくり上げた俳優・鈴木亮平さん。今年40歳になった鈴木さんの、今とこれからについて聞いた。
経験を重ねてきた女性が恋をしてパニックに……
今年3月末に、40歳になった。カメラの前、底抜けに明るい笑顔の奥から、男の色気がにじみ出る。
「色気ってむずかしいですよね。僕が思うのはまず、大人であることかな。自分はこういう人間なのだと、欠点も含めて自分を受け入れること。それができれば、相手の不完全なところも、自分とは違う生き方も、柔軟に受け入れることができる。誰とでも対等に向かい合える。僕はそういう大人になりたいと思っています。そのうえで」
言葉を切り、ふっと表情がやわらいだ。
「そんなぶれない大人の女性が、いろんな経験を重ねてきて誰かに恋をして、ブレブレになっていたり、パニックになっている姿というのは、非常にカワイイですよね(笑)。そういうのも色気のひとつ、じゃないかな」
いろんな仕事をしたい。いろんな人とかかわりたい。欲張りなんです
エクラ世代の女性についても、大人の男の視線で、こんな話をしてくれた。
「ジュエリーやアクセサリー、上質な小物が本当に似合うのは、大人の女性ですよね。ダイヤモンドを身につけるに値する人生を送ってきた、という。経験を重ねてきたからこその説得力というか、こなれ感。カッコいいなと思います」
今回のインタビューは、連日のハードスケジュールの真っただ中。取材後も大量の台詞覚えが待っているという。
「長い歴史から見たら、人が生きるなんて一瞬ですよね。だからその中で自分の生をどれだけ燃やしつくすか。いろんな仕事をしたい。いろんな人とかかわりたい。欲張りなんです。でもね、最近初めて、感じるようになりました、“おー、疲れているぞ!”って。これが40代ってことなのかな(笑)」
笑い飛ばして、真摯に向き合ってくれる。クレバーで誠実で器が大きくて、キュンとするほど、大人だ。今後は、「自分がやってきたもの、磨いてきたものに自信をもって、鈴木亮平という俳優を確立したい。同時に、これからも失敗を恐れず挑戦を続けていきます。40代の今だからこそ、あえて20代のころの初心に戻りたい。僕のピークはまだまだ先です(笑)」。
Information
劇場版『TOKYO MER』〜走る緊急救命室〜
オペ室搭載の大型車両で、事故や災害現場に駆けつける救命医療チームの活躍を描いたテレビドラマが映画化。横浜のランドマークタワーで大規模な爆発事故が発生。都知事直轄の救命医療チーム「TOKYO MER」のチーフドクター・喜多見(鈴木)は、いち早く現場へ向かおうと主張するが、厚生労働大臣が新設した「YOKOHAMA MER」の鴨居チーフ(杏)が真逆の意見をぶつけ対立。そんな中、地上70階に取り残された193名の中に、喜多見と再婚した千晶(仲里依紗)がいることが判明。爆破が連鎖し、混乱で重傷者が続出する絶望的な状況の中、喜多見は取り残された人々の、そして千晶の命を救えるのか。4月28日(金)より全国公開。
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