雨宮塔子さんによる連載「大人を刺激するパリの今」。3回目のテーマは「インテリア雑貨のセレクトショップ」。バスティーユ界隈の小道にある『Ailleurs』を雨宮さんが訪れました。
Ailleurs
『メルシー』を独立したレジス・ゴドン=ディラさんが’16年に創業した雑貨店。ヨーロッパからアジアまでさまざまな職人の魅力的な作品を発掘するほか、アンティークも手がけ、定期的に内容を更新している。
車の往来が少ない静かな小道、ともすると通り過ぎてしまうくらい控えめなたたずまいのお店のウインドー。「アイユール」はフランス語の言葉で、よそ、異郷、異国という意味がある
東欧のアンティークの絵皿とモダンな家具。コーナーごとに個性がある店内
レジスさん自ら職人さんに会いにいき、彼らの仕事場を訪ねたうえでセレクトした品々が並ぶ。テイストもさまざまで、訪れるたびに何かしら発見や出合いがあると雨宮さん
雨宮さんはガラス製のアルコールランプを購入。すでに愛用 している同じ系統のランプと組み合わせて住まいのインテリアに
素朴で温かみを感じさせる店構え
「何かを買おうと探しにいくというよりは、定期的に立ち寄ってパリのトレンドを感じたい場所」という雨宮さん。もちろん素敵なものに出合って連れて帰ることも……
散歩がてら、センスのいい友だちの家に立ち寄る気分で
バスティーユ界隈の小道にある『アイユール』は、インテリアのアイディアをもらったり、思いがけず素敵なものに出合えたり、日常の中で私がインスパイアされるお店です。オーナーのレジスさんは、かつて『メルシー』で活躍されたかた。パリのトレンドのいち時代をつくったといえるそのセレクトショップの立ち上げからかかわり、ずっと「メゾン」部門を担当してきたと聞けば、彼の抜群のセンスのよさがわかるでしょう。その彼が『メルシー』を卒業し、ヒューマンサイズのお店をつくることを意図して始めたのがこの『アイユール』。レジスさんの審美眼でセレクトされた食器、雑貨、家具などが、いい感じでプレゼンテーションされていて、かつて『メルシー』で私が感じていたちょっとしたワクワク感がここにはあります。それでいて、入りづらさがまったくなくて、「ヴィラージュ(村)」と呼びたいような癒される感覚もあるとっておきの場所です。
お店の中庭。ガラス窓をジャスミンで彩るこのアイディアを自宅にも、と以前考えたことがあるという雨宮さん。この日のトップスは「THE ROW」、「Celine」のデニムと「AQUAZZURA」のサンダルを合わせて
Je tombe sur des idées de décoration
d’intérieurs dans cette charmante boutique,
qui ressemble à la maison d’un ami.
―まるで友人の家にいるようなこの店で、 インテリアのアイディアに出合えます。
DATA
17, rue Saint-Nicolas 75012 Paris
☎+33・(0)9・53・81・85・14
https://www.ailleurs-paris.com
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