雨宮塔子さんによる連載「大人を刺激するパリの今」。4回目のテーマは「旅心をくすぐる書店」。旅行代理店が手がける書店『LA LIBRAIRIE VOYAGEURS DU MONDE』を雨宮さんが訪れました。
LA LIBRAIRIE VOYAGEURS DU MONDE
向かいの旅行代理店『Voyageurs du Monde』が手がける書店。当初は代理店の中にあったものが10年ほど前に独立。たまたま通りがかった人でもアクセスしやすいオープンな雰囲気と旅に関する書籍・地図等の豊富な品ぞろえが抜群。
独特の魅力をもつ店内の2つのらせん階段が空間の主役。明るすぎず暗すぎないほどよい照明が落ち着いた雰囲気を醸し出している
旅のデスティネーションごとの充実したコーナーのほか、料理本、子供向けの本などもセンスよくディスプレイされている
らせん階段のパーツの美しさも雨宮さんの注目ポイント
趣味のいいアパルトマンのサロンのようなコーナーも
昔販売されていた地図をプレゼントの包装紙として再利用するというアイデアが素敵
大きめのマッチ箱のようなボックスやブリキの缶に入ったしゃれたデザインのバンダナ(各€35)は、旅の記念やプレゼントによさそう
スマホでなんでもできる時代だからこそ貴重な紙の地図
旅行代理店から生まれたおしゃれで心地よい場所
アジア食材店が軒を連ねているサンタンヌ通り界隈は、お米を買いにいったり、私の生活圏内にある親しみ深い場所です。今回ご紹介する本屋さんは、その通りにあって、らせん階段のたたずまいに惹かれて入ってみたのが最初。もう4年半近く前のことです。当時、私は家の改装中で、この店のガラス張りのパーテーションのデザインを息子の部屋に取り入れたくらい、店内のさまざまなディテールに大いにインスパイアされています。
フランス人はご承知のとおりヴァカンス大好きな人たち。旅にまつわるあらゆる本をそろえているこの店は、彼らにとってとても魅力的なはずです。旅に出るとき、私もやはりガイドブックを買うほうで、スタッフのかたがたがほどよい距離感で接してくれる居心地のいい店内でページをめくる時間は、次の旅へのプロローグのよう。しかも帰宅途中にふらりと立ち寄る地元の本屋さんのような感覚なのが快いのです。
雨宮さんのこの日のファッションは「ZARA」のセットアップとコンバース。ジレとパンツ別々に生かすことも多く、Tシャツとジーンズにこのジレというふだん着仕様も好きな着方
Une librairie d'apparence élégante et confortable.
Elle fait partie de ma vie à Paris.
―居心地のいいしゃれた佇まいの本屋さんは私のパリ暮らしの風景の一部。
DATA
48 rue Sainte-Anne 75002, Paris
☎+33・(0)1・42・86・17・38
10:00〜19:00
定休日 日・月曜
https://www.voyageursdumonde.fr/voyage-sur-mesure/divers/librairie
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