テクノロジーを活用した体験型アートは、現代アートシーンのビッグムーブメント。都内には、インバウンドの人気も高い展示が目白押し。今の時代を象徴するアートの最前線を体験して感性もブラッシュアップ。心ゆくまでアートを楽しんだ後は、その余韻に浸れる、近隣の素敵なカフェ&レストランもご紹介。大人をワクワクさせるアート体験へいざ!
麻布台ヒルズー虎ノ門ー
『森ビル デジタルアート ミュージアム:エプソン チームラボボーダレス』
驚きにあふれたスタイリッシュなアート
『麻布台ヒルズ』の中にある『森ビル デジタルアート ミュージアム:エプソン チームラボボーダレス』では圧倒的な没入感を体験。ユニークな点は、地図のないミュージアムをコンセプトに、約7000平方メートルの会場の中を多くの作品が境界なく移動し、変化し続けるところ。同じ空間でも訪れる時間で全く違う表情を見せるので、あっという間に時間が経過。会場内にキャプションや地図がないので、来場者はまるで深海や森の中を彷徨っているような感覚を覚える。描かれる題材は美しくダイナミックな自然のほか、日本画を想起させるものなどチームラボの他ミュージアムよりも大人向けの印象だ。ここにしかない新作も多数あるほか、会場内にはティーハウスを併設。アート作品を体験しながらの、唯一無二のおもてなしには驚かされるばかり。
自分自身と作品の境界も曖昧になっていくアート空間/チームラボ《世界はこんなにもやさしくうつくしい》、《人々のための岩に憑依する滝》、《花と人、コントロールできないけれども共に生きる – A Whole Year per Hour》©チームラボ
鏡面張りの空間に無数の球体が提げられ、異世界に迷い込んだよう/チームラボ《Bubble Universe: 光の球体結晶、ぷるんぷるんの光、環境が生む光 - ワンストローク》©チームラボ
デジタルテクノロジーを使って書をモダンに/チームラボ《反転無分別:虚空の無》©チームラボ
館内のティーハウスでオーダーしたお茶も作品の一部に/チームラボ《小さきものの中にある無限の宇宙に咲く花》©チームラボ
(DATA)
会期/常設
会場/森ビル デジタルアート ミュージアム:エプソン チームラボボーダレス
住所/東京都港区虎ノ門5丁目9 麻布台ヒルズ ガーデンプラザB/B1F
開館時間/9:00〜21:00
※2/18(火)は17時閉館(最終入館16時)
※最終入館は閉館の1時間前
※『EN TEA HOUSE』は開館の1時間後にオープン、ラストオーダーは閉館の30分前
休館日/2/19(水)、2/20(木)、2/25(火)、3/11(火)
※休館日は変更になる場合あり
料金/チケット販売はチームラボボーダレス公式ウェブサイトのみ。チケットは入場日によって料金が異なる
入場時間を指定しないフレキシブルパス:大人¥12,000〜、時間指定ありのエントランスパス:大人¥3,800〜
完全植物由来のインドネシア料理でヘルシーランチ『アルケミー』
ミュージアムのある麻布台ヒルズといえば、グルメも話題! バリ島の人気プラントベースレストラン『アルケミー』は海外初となる店舗をオープン。提供する料理は全て動物性食品、化学調味料を使用せず、さらにグルテンフリーにこだわるなど、おいしく食べてキレイを作る。メニューの多くは摂氏43度以上の加熱や調理を行わないローフードで、おすすめはシグネチャーメニューのサラダバー。30種類以上あるトッピングの中から好きなトッピングが選べて、しっかり食べたい時は玄米やキヌアをベースにすれば満足感たっぷり。お腹に余裕があれば、バリ島本店でも大人気のケーキやアサイーボウルもチェックして。
見た目も鮮やかなサラダボウル。アルケミーラバー¥1,800
ジャックフルーツやテンペなど、バリ島でポピュラーな食材をひと皿に。バリ島生まれ¥1,800
店内はバリ島をイメージしたリラクシングなムード
(DATA)
住所/東京都港区麻布台一丁目3番1号 麻布台ヒルズタワープラザ4F
電話番号/03-6230-9668
営業時間/11:00~20:00(LO.19:30)
定休日/施設の休業に準ずる
寺田倉庫 G1ビルー天王洲ー
元祖クールジャパン! 新しい手法による浮世絵の魅力「動き出す浮世絵展 TOKYO」
国内外を巡回し15万人を動員した「動き出す浮世絵展」が東京・天王洲に上陸。2025年の大河ドラマでも話題の浮世絵の世界を五感で堪能しよう。葛飾北斎や喜多川歌麿、東洲斎写楽といった、江戸時代のポップカルチャーで華を咲かせた浮世絵師たち。本展では彼らの名作をはじめとする、300点以上の浮世絵を3DCGアニメーションやプロジェクションマッピングといった最新デジタル技術で表現。会場は9つのテーマに分かれ、例えばジャパン・ブルーとして世界的にも評価される「藍」のエリアでは、藍色の海が広がる。葛飾北斎《冨嶽三十六景 神奈川沖浪裏》の大波が立ち上がる様子は迫力満点! ヨーロッパの芸術にも影響を与えた、浮世絵師たちの天才的な技巧をぐっと身近に感じ取ることができる。
葛飾北斎の《凱風快晴》風の富士山は立体的な作品に
日本の伝統的な美意識、花鳥風月をテーマにしたエリア
さまざまな絵師が描いた海をモチーフにした作品が躍動する
(DATA)
展覧会「動き出す浮世絵展 TOKYO」
会期/2024年12月21日(土)~2025年3月31日(月)
会場/寺田倉庫 G1ビル
住所/東京都品川区東品川2-6-4
開館時間/10:00~20:00(入館は19:30まで)
休館日/
料金/一般¥2,700、シニア(65歳以上)¥2,500、他
※再入場不可。
※3歳以下入場無料。
※障がい者等割引券の設定あり(詳細は公式HPを確認)。
※当日会場で、学生証や年齢の分かる身分証明書などの提示が必要な場合あり。
ほっと癒される。センスのいいインテリア&グルメ『スローハウス』『スーホルム』
寺田倉庫から徒歩5分ほどの距離にある『スローハウス』は、アクタスが運営するサステイナブルな暮らしに焦点を当てたコンセプトストア。カフェ&レストランも併設する、ゆったりした気持ちのいい空間で、アート会場を歩き回った疲れをリセットしたい。世界中から厳選した家具、ホームグッズや植物に加えて、北欧を中心としたヨーロッパのヴィンテージ家具を扱うのはここならでは。現地でバイヤーが直接買い付けを行い、日本国内で丁寧に修理したのちに店頭に出しているので品質は間違いなし。お買い物の後は、お隣のレストラン『スーホルム』へ。アクタスとスローハウスのインテリアでコーディネートした空間の素敵さはもちろんのこと、代官山の「Ata」などを手掛ける掛川哲司シェフ監修のカジュアルフレンチ中心の料理を提供し、おいしさもお墨付きだ。
広いスペースでゆっくりと家具と向き合える、都心では貴重なインテリアショップ『スローハウス』
“暮らしをアップデートするもの”という目線で商品をセレクト
都会の喧騒を忘れ、穏やかな時間が流れるレストラン『スーホルム』
ランチ、ディナーともにコースとアラカルトを用意
(DATA)
『スローハウス』
住所/東京都品川区東品川2-1-3
電話番号/03-5495-9471
営業時間/11:00〜19:00
定休日/水曜日
(DATA)
『スーホルム』
住所/東京都品川区東品川2-1-3
電話番号/03-5495-9475
営業時間/月〜金曜日 ランチ11:00〜15:00(LO.14:00)、ディナー17:00〜22:00(L0.21:00)
土・日曜日 ランチ11:00〜15:00(LO.14:00)、カフェ15:00〜17:00、ディナー17:00〜21:00(L0.20:00)
定休日/水曜日
東京オペラシティ ー初台ー
「evala 現われる場 消滅する像」/NTTインターコミュニケーション・センター[ICC]ギャラリーA・B
暗闇で耳をすまして。音が描くサウンドアートの世界
視覚によって認識するビジュアル・アートに対し、聴覚によって認識するサウンド・アート。楽器で演奏した音ではなく、自然環境音を録音した素材などを使用し、聴覚体験を主題とすることが音楽との違いだ。国内外で活躍する音楽家でありサウンド・アーティスト、evalaの創作を網羅する現時点での集大成ともいえる展覧会がNTTインターコミュニケーション・センターで開催中。フロアや壁に設置された小さなスピーカ群から繰り出される作品《Sprout“fuzz“》は、水の滴る音や生物の鳴き声、葉擦れの音などが聴こえ、薄暗い空間を歩き回っていると、そこにないはずの森が見えるよう。精緻に構築された音響空間のなかで、いかに日常生活で視覚に頼って生きているかに気付くとともに、感性が研ぎ澄まされていく。
移動すると聴こえる音が変化し、森の中をハイキングしているかのような気分/evala《Sprout “fizz”》2024 Photo:Yutaro Yamaguchi 写真提供:SbYE
真っ暗な密室で、ひとり音に向き合う作品。その音は立体的で、緊張感を覚えるほど/無響室展示 evala《大きな耳をもったキツネ》 2013–14、《Our Muse》 2017 “Our Muse” Photo:冨田了平 写真提供:NTTインターコミュニケーション・センター [ICC]
吸音材でできた丘のような構造体の上で座ったり、寝転んだりしながら音を鑑賞する作品/evala《ebb tide》2024 Photo: Yutaro Yamaguchi 写真提供:SbYE
(DATA)
展覧会「evala 現われる場 消滅する像」
会期/2024年12月14日(土)〜2025年3月9日(日)
会場/NTTインターコミュニケーション・センター[ICC]ギャラリーA・B
住所/東京都新宿区西新宿3-20-2 東京オペラシティタワー 4F
開館時間/11:00〜18:00(入館は閉館17:30まで)
休館日/月曜日(月曜日が祝日・振替休日の場合、翌日に休館)、2月9日(日)
料金/一般¥1,000
※障害者手帳の所持者および付添1名,65歳以上、高校生以下、ICC年間パスポートの所持者は無料
※事前予約の入場優先
コースで味わうリッチなコーヒー体験『フグレン参宮橋』
感性を揺るがす体験に圧倒された後は、コーヒー専門店『フグレン』が参宮橋に昨年オープンしたスペシャルティコーヒーのストアでちょっとリラックス。バリスタが手間と時間をかけ一杯ずつ抽出した、格別なコーヒーを提供する。古民家をリノベーションした店内は二つのスペースに分かれ、予約制のカウンター席で味わえるコーヒーテイスティングコースは、コーヒー好きなら試してみたいメニュー。内容はハンドドリップコーヒーとノルウェースタイルのクッケカッフェに、茶菓子が付く。バリスタの説明を聞きながら、いつも以上に贅沢なカフェタイムを堪能して。
随所に古材、カウンターの天板には石材を使用したシックな店内
既存店舗と同じコーヒー豆を使いながらも、バリスタのスキルと知識で今までにない味を引き出す
Ginza Sony Parkー銀座ー
銀座の新名所で最先端のポップカルチャーに触れる『Sony Park展 2025』
ソニービルを建て替えグランドオープンしたばかりのGinza Sony Parkで、展覧会『Sony Park展 2025』がスタート。ソニーグループが取り組む6つの分野を「音楽は、旅だ。」などのテーマに変換し、6組のアーティストのクリエーションと最新技術を駆使した体験型プログラムを2期に分けて公開。3月30日までのパート1では音楽、半導体、ファイナンスをテーマに、Vaundy、YOASOBI 、羊文学とそれぞれコラボレートしたプログラムが来場者たちを待ち受ける。例えば羊文学とともに作られた作品「ファイナンスは、詩だ。」ではソニーの触覚提示技術を活用して、水辺を歩くような感覚が味わえる仕掛けに。羊文学の楽曲が響き渡る空間を、歌詞にフォーカスした美しい映像で演出し、新しくも文学的な創作の世界を体験できる。親子で大好きなアーティストの作品に一緒に盛り上がる、なんて楽しみ方もできそうな展覧会だ。
このプログラムのためにボーカル/ギターの塩塚モエカのナレーションを特別に収録した
人の歩行にあわせて床が水たまりや砂浜に変わったかのように感じさせる最新技術
「僕の心の曖昧な地層」をテーマに、Vaundy が約 200 曲の楽曲を選曲。来場者はヘッドホンを片手に、発掘するように音楽を楽しむプログラム
銀座・数寄屋橋交差点に面する銀座ソニーパーク。施設内にはカジュアルダイニングもオープン
(DATA)
展覧会『Sony Park展 2025』
会期/ パート1:2025年1月26日(日)~3月30日(日)
パート2:2025年4月20日(日)~6月22日(日)
会場/銀座ソニーパークB2/3F/4F
住所/東京都中央区銀座5-3-1
開館時間/11:00~19:00
休館日/無休
料金/無料 ※事前予約制
銘菓と日本茶で、和のアフタヌーンティー『ヒガシヤ ギンザ』
銀座ソニーパークからほど近く銀座中央通りに面した、洗練された和菓子が人気の『ヒガシヤ ギンザ』へ。伝統的な日本の美意識を表現した併設の茶房で、感想を語らいながらいただきたいのが、茶間食(さまじき)。オリジナルの杉盆と銅のスタンドにひと口サイズの和菓子や食事を盛ったアフタヌーンティーを思わせる内容となっていて、3種のお茶とともに季節感あふれる日本の美味を堪能できる。お昼時には一汁三菜のランチや予約制のコースなど食事メニューも提供している。茶房の手前には、和菓子と選りすぐりの茶葉や茶器を販売するショップを併設し、一箇所でお買い物まで楽しめる。
茶房の中央には茶釜があり、お茶はこちらの湯を使って淹れられる
端正なビジュアルが美しい和のアフタヌーンティー。茶間食¥6,000
日本の良さが伝わる和菓子やアイテムは海外の友人や知人へのプレゼントにも◎
(DATA)
住所/東京都中央区銀座1-7-7 ポーラ銀座ビル 2F
電話番号/茶房03-3538-3240、売店 03-3538-3230
営業時間/11:00〜19:00(LO.18:00)
無休
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