やりたいことはあるけど、もう若くないから消極的になってしまう。そんなエクラ読者のリアルな声に、一歩踏み出して人生を変えたアラフィー起業家が経験をもとにアドバイス。
アラフィー起業家が経験をもとにアドバイス
Q.50代になり、体力や記憶力の衰えを感じる毎日。今さら新しいことなんてできないのでは……と尻込みしてしまいます。
(55歳・主婦)
株式会社 BEAT BRAND DESIGN 代表取締役 渡邉和子さん
これからが新しいステージ! “やらないこと”の見極めはしっかり
50代はまだ十分に“もう1ゲーム”楽しめる世代。「もう遅い」なんてあきらめることはありません。これまで仕事や家事に力を注いできた人こそ、これからは自分自身のために生きる「新しいステージ」ととらえてみてください。20代や30代のように、がむしゃらに突っ走ることはむずかしくても、50代ならではのやり方はいくらでもあり、長年の経験を通じて培った確かな判断軸も、若い世代にはない大きな強みです。無謀な挑戦にならないように「何をやるか」より「何をやらないか」をしっかり見極めることが大切になると思います。
株式会社 タスカジ 代表取締役 和田幸子さん
心身の不調はしっかりケアしてやりたいことだけをマイペースに
更年期世代特有の心身の乱れも影響しているのかもしれません。今はいい薬やサプリメントがあるので、しっかりケアをして改善されれば、気持ちも前向きになっていくのではないでしょうか。私自身、年齢を重ねるにつれ、仕事でも家庭でもできないことが増えてきたと感じています。残念ではありますが、そこは「まあいいか」と開き直り、自分ができること、本当にやりたいことだけにフォーカスすることにしました。「新しいことを始める」のはハードルが高いけれど、「やりたいことをマイペースにやる」くらいなら気負わず踏み出せそうです。
FUTURE FASHION INSTITUTE 株式会社 代表取締役 秋山和香奈さん
年齢なんて、ただの記号です。“先輩”の歩みも励みにして
私も物忘れが激しいので、気持ちはよーくわかります(笑)。年齢を理由に弱気になってしまうとき、私がよく思い浮かべるのは、ケンタッキーフライドチキンの創業者カーネル・サンダースのこと。彼が現在のようなフランチャイズ展開を始めたのは65歳のとき、しかも無一文からのスタートだったとか……! 身近な存在でなくても、“年上の先輩”が力強く挑んだ体験談は大きな励みになり、年齢による制約は社会がつくった既成概念にすぎないと気づかされます。何かを始めるのに遅すぎることはなく、各自のタイミングで動きだすのがベストです。
撮影/大木慎太郎 目黒智子 取材・原文/熊坂麻美 ※エクラ2026年2・3月合併号掲載