この一年の文芸作品の中からアラフィー世代に響く本を女性書店員のかたがたが厳選! 新たな気付きをもたらし、心を豊かにしてくれる一冊にきっと出会えるはず。
MARUZEN&ジュンク堂書店 渋谷店 西山有紀さんがおすすめする3冊
『銀橋』
中山可穂 KADOKAWA ¥1‚600
「愛と青春の宝塚シリーズ第3弾。リアリティが増して、ファンはもちろんちょっと興味があるかたでも楽しめる内容に。前作未読でも大丈夫!」
『中野のお父さんは謎を解くか』
北村 薫 文藝春秋 ¥1‚550
「日常の謎に迫るミステリだが、このシリーズはちょっと文学の知識が必要。本好きの読書欲をさらに高めていくような、著者の力を感じた」
『カササギ殺人事件』
アンソニー・ホロヴィッツ 山田 蘭/訳 創元推理文庫 上・下各¥1‚000
「小説『カササギ殺人事件』と、その作者を殺した犯人探しを描く。謎解きはもちろん、ミステリ好きなら思わずニヤッとするような楽しさも」
代官山 蔦屋書店 間室道子さんがおすすめする3冊
『とめどなく囁く』
桐野夏生 幻冬舎 ¥1‚800
「行方不明になった元夫、姿を見せず敵意を放つ再婚相手の娘、庭先の蛇……。どこの家庭、誰の心にも、見たくないものが潜むと教えてくれる快作」
『傲慢と善良』
辻村深月 朝日新聞出版 ¥1‚600
「婚活カップルに起きた事件を前半は男、後半は女側から描く。傲慢と善良は裏表。その底に無知と未熟があるというメッセージがすばらしい!」
『マジカルグランマ』
柚木麻子 朝日新聞出版 ¥1‚500
「70代で女優に復帰した正子が直面する“マジカル”という呪縛。誰かに都合よく使われる世界の息苦しさをコミカルにシリアスにあぶり出す」