【作家・開高健の力強い言葉】没後30年の今、改めてアラフィフ世代に響く名言とは

芥川賞受賞作「裸の王様」など、数多くの作品を世に輩出してきた作家・開高健。名前を聞いたことはあっても、’80年代に流行ったウイスキーのCMでその顔に見覚えがあっても、作品を読んだことのある人は少ないのではないでしょうか。没後30年となる今年、改めて彼が残した言葉の数々を振り返ります。

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開高健が贈る「名言」の数々

1.「私は人間嫌いのくせに、人間から離れられない」

(『地球はグラスのふちを回る』新潮文庫)

2.「やり出したら止まらない。トコトンやっちまいたい。盃のフチをなめたら、底まで飲みほしたい。この気持ちが、やまないのよ」

(『一言半句の戦場』集英社)

3.「無駄を恐れてはいけないし、無駄を軽蔑してはいけない」

(『河は眠らない』文藝春秋)

4.「精神は嘘をつくが肉体は正直である。頭より舌である」

(『新しい天体』光文社文庫)

●開高 健(かいこう たけし)プロフィール
1930年 12月30日、大阪府に生まれる。
1943年 父が病死し、12歳で家長に。
1952年 のちに詩人となる牧羊子との間に長女・道子が誕生。21歳で父になる。
1953年 牧羊子と結婚。大阪市立大学法学部を卒業。
1954年 壽屋(現・サントリー)に入社し、宣伝部員に。
1956年 壽屋のPR誌『洋酒天国』を創刊。
1957年 小説「パニック」を発表。新人作家として一躍脚光を浴びる。
1958年 27歳にして「裸の王様」で芥川賞を受賞。壽屋を退職し、執筆に専念。
1964年 朝日新聞社臨時海外特派員としてベトナム戦争に従軍。九死に一生を得る。
1979年「 玉、砕ける」で川端康成文学賞受賞。
1981年 一連のルポルタージュで菊池寛賞受賞。
1989年 食道がんを病み、12月9日、58歳で死去。

「たけし」が本名だが自ら「けん」と名乗り、サインすることも多かった。

取材・原文/細貝さやか 取材協力・写真提供/開高健記念会 ※エクラ2019年12月号掲載

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