コンセントにつなげば、充電すれば、すぐに使える照明を紹介。小さくても、ドラマチックに雰囲気が変わる照明の力を借りて、長い夜を心豊かに過ごしては。
インテリア・エディター 鈴木奈代さん
雑誌などを中心に家・暮らしにまつわる取材や提案をする。老眼で夜の読書がつらくなってきたため、撮影で出会った持ち運びできる充電式LEDランプの購入を検討中のエクラ世代。
“一日の終わりは小さな照明で、 心豊かな安らぎの時間に”
短期インテリア連載2回目は“照明”です。天井から吊り下げる照明や壁つけの照明など、工事が必要なものではなく、コンセントにつなげば、充電しておけば、そのまま使える間接照明を紹介します。とかく“明るい”ことをよしとする日本の住宅では、窓は大きく、照明は明るく……となりがち。スイッチひとつで、部屋中が煌々と照らされるのはとても便利なことですが、そこで心の安らぎは得られない、そんな気がします。
デンマークを訪れた際に宿泊した家には、ダウンライトもシーリングライトもありませんでした。リビングの窓辺に置かれた椅子の上にアーティチョークという名作ランプが下がり、机にはデスクランプ、ソファの横にはスタンドランプ、食卓の上にはペンダントランプといった具合。そのすべてが北欧の照明だったことにも感心したものです。そして日が暮れてくるとひとつ、またひとつと点灯していきます。まるで家の中に灯台の光がポツリポツリと灯る感じ。こうすることで昼間の喧騒から眠りの前の静かな時間へと、自然に心も体もシフトしていけるのかもしれません。たまには天井の照明を消し、小さな照明のかたわらでひとりの時間をもってみる。柔らかく優しい明かりがじんわりとしみ入り、波立つ心も穏やかになっていくはずです。
(右)レトロなピクニック用魔法瓶をイメージしてデザインされた、USB充電式ポータブルランプ。
ポータブルランプ「FIREFLY」¥106,000 /エ インテリアズ(デ パドヴァ) サイドテーブル¥155,400 /リビング・モティーフ(デザイン ウィズイン リーチ)
(真ん中)マイケル・アナスタシアデスが、ジャグリングの名手の身体とボールの動きから着想を得てデザインしたランプ。
テーブルランプ「IC Lights T1 High」¥92,000 /日本フロス(フロス)
(左)アーネ・ヤコブセンがSASロイヤルホテルのためにデザインした名作。写真はイエロー・オークル。
フロアランプ「AJ フロア」¥123,000 /ルイスポールセン ジャパン(ルイスポールセン)
エ インテリアズ ボッフィ デパドヴァ東京
東京都港区南青山4の22の5
☎03・6447・1451
10:30 〜19:00 ㊡水・日曜
https://www.interiors-inc.jp
フロス スペース 東京
東京都港区東麻布1の23の5 PMCビル8F
☎03・3582・1468
11:00 〜17:00 ㊡土・日曜、
祝日 *前日までに要予約のショールムにて販売先を案内
ルイスポールセン
東京ショールーム
東京都港区六本木5の17の1 AXISビル3F
☎03・3586・5341
11:00 〜18:00 ㊡土・日曜、祝日
*ショールームにて販売先を案内