エクラ2月号の韓国ミュージカル特集にご登場いただいたキュヒョンさん(SUPER JUNIOR)。今回は特別に、本誌ではご紹介できなかったミュージカル『ウェルテル』に関するこぼれ話を初公開のカットとともにお届けします!
演じていて思わずつらくなる場面はどこでしょう?
2幕でウェルテルが結婚したロッテを訪れる場面があるのですが、そこで銃をとって乱暴を働くんです。和やかな家庭に押しかけて、銃で人の頭を狙うような行動はとても正しいとは思えません。でも、彼はそうするしかない……。
初めて出演したときもですが、演じているうちにウェルテルという人間が、とても気の毒だと感じられてくる場面です。負け犬のようにふるまっても、愛にまっすぐな人物なので、いつからかかわいそうだと思うようになったんです。特に2幕は悩みも多く大変な場面がたくさんありました。
2幕の終盤で歌う『ただし度を越さないように(다만 지나치지 않게)』です。
最後にウェルテルが今まで大変なことがたくさんあったにも関わらず、ただロッテの姿を見たいという思いだけで後先も考えずに会いに行くんです。そこでお互いに度を越さないようにしようと話して、泣きながらキスをし、最後には微笑んで挨拶をするというシーンがありますが、そこが一番共感できるし、最も好きなシーンです。
最近僕はミュージカル関連番組を担当していて、そこでいろいろな作品を観る機会があります。僕自身、『ウェルテル』の前に、スケールが大きい作品に参加して、とても立派で派手な舞台に驚かされたのですが、そうした華やかな舞台とは反対に、この『ウェルテル』という作品は、本当に叙情的でとてもかわいらしく、とてもきれいだ、といえると思います。
派手ではないですが、むしろ、そこに情緒あふれる雰囲気を感じとれる魅力があると思います。詩や絵画を愛する感性豊かなウェルテルは、理性的な僕とは正反対です。そんな自分とは違う人物を演じるのも楽しかったです。
※3月7日(日)午後4:30~は『ウェルテル』のKAI主演回も放送
ゲーテの小説『若きウェルテルの悩み』を原作にした、韓国の創作ミュージカル。中世のヨーロッパを舞台に、婚約者のいる女性ロッテを愛した青年ウェルテルのせつない愛を描く。韓国では2000年に初演して以来、多くの人に愛されてきた。今回は'20年10月のソウルでの公演の中から、SUPER JUNIORのメンバーとして活動し、ミュージカル俳優としても11年目を迎えたキュヒョン主演の回をテレビで初めて放送する。
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