新型コロナウイルスの先行きが見えない中、気持ちもふさぎぎみになる今日このごろ。そんなときにあえておすすめしたいのが「笑えるマンガ」。大人の女性がくすりと笑える「動物」を描いたマンガを、編集者や書店員などの“目利き”が厳選してご紹介!
「マンガの目利き」はこの人たち!
編集者・ライター 山脇麻生
マンガ誌編集者を経てフリー。コミック評やマンガ家インタビューを手がける。初めて読んだマンガ誌は幼稚園のときに買ってもらった『ちゃお』。小学生のとき、友人の家で読んだ『火の鳥』で大人マンガに開眼。
書店員 山崎陽子
紀伊國屋書店新宿本店のコミック担当5年目。『週刊少年ジャンプ』の『封神演義』以来、少年・青年向けを中心に愛読。新刊が楽しみなのは『ダブル』。好きな作品が多すぎて年間ランキングが決められないのが悩み。
ライター 吉川明子
小学生のころに『りぼん』や『週刊少年ジャンプ』でマンガにハマって○十年。個人的な趣味だったが、最近は各媒体でマンガ関係の執筆も。聖典は『ジョジョの奇妙な冒険』、注目作は『紛争でしたら八田まで』。
「動物」を描いたマンガ《“天然”こそが笑いの原点!》
1.飼い主にツッコミまくりの犬
『今日のさんぽんた』
田岡りき 小学館 既刊1巻 ¥591
柴犬ポン太と飼い主のりえ子のお散歩コメディ。「ほのぼのとしたお散歩場面で和めそうと思いきや、りえ子の独白に対するポン太の的を射た、小気味よいツッコミに吹き出してしまいます。
変わりゆく街の風景の中で、交差しているようでしていないひとりと一匹のかけ合いは、笑顔とともに、ノスタルジックな気持ちも感じられます」(山崎)。
2.江戸時代でも、猫が好き!
『猫奥』
山村 東 講談社 既刊1巻 ¥640
大奥勤めの滝山は、大の猫好きなのに生まじめな性格と厳しめの顔ゆえに猫にも周囲にも猫愛が伝わらず……。「鋭いまなざしの中に潜むひそかな気持ちを、推し猫の吉野ちゃんにぶつけようとして空回りする滝山と、ツンデレ猫の吉野ちゃんの攻防が愛おしい! 江戸時代の大奥に絶妙に溶け込んだ猫あるある描写がたまりません」(山崎)。