時がたつのも忘れてずっと見ていられる猫の姿。猫好きさんちのかわいい子たちの様子を毎月お届けします。第2回はヘア&メイクアップアーティスト 山本浩未さんの愛猫・れぇこともへじをご紹介。
れぇこ ♀・雑種 2歳
麗子の名のとおり見目麗しいが、「棚の上の物をひとつひとつ落とすの。私の顔を見ながら!」という凶行歴あり。同性には厳しめ?
もへじ ♂・雑種 2歳
体格のわりにビビりで、山本さんに甘えがち。「れぇこをかわいがってるとそのポジションを奪いにきます。れぇちゃんはもへじには優しくて必ず一歩引く。男を立てる古風なタイプ(笑)」。
(左)れぇこともへじは体を寄せるだけでなく、人が抱き合うように前脚をからませて寝ることも
(右)もへじのはみ出しかげんが豪快で、なんとも好対照な2匹の寝相。「安心しきった姿に、見ているこちらも心和みます」と山本さん
優美な白×ベージュのれぇこに対し、白黒ハチワレのもへじには、左わき腹と右後ろ脚にハート模様というチャームポイントが (寝姿3点とも写真提供/山本浩未さん)
「元ヤンとへなちょこビビり。姪甥のように思える存在」
山本さんの猫との暮らしの始まりは、20年ほど前にさかのぼる。
「ひとりで仕事してひとりで生活してを続けていた30代後半、自分にどこか傲慢さがあるかもしれないと疑念を抱いたんです。それでふとまわりを見ると、優しい人はみんな猫を飼っていた。猫がいれば私も優しくなれるかも、というのが2匹の前にいたソックスを飼いはじめたきっかけでした」
だが、すぐ行動したわけではない。
「私、小さいころに家にいた生き物の世話を親まかせにしていたダメな奴なんです。『本当に飼えるの?』って、一年間、自分に問いかけました」
晴れてスタートした猫との生活。ソックスは16歳まで長生きし、’17年に他界。その1年後に埼玉から迎えたのが保護猫のれぇこともへじだ。
「れぇこは美人だけど、少し野良経験があるせいかいろいろやらかします。だから“埼玉の元レディース”(笑)。でも、夜にそっと私の布団に入ってくるのがうれしい。目覚める前には出ていきますけど。顔の模様がへのへのもへじみたいなもへじは、甘えっ子で距離が近い。時にはウザいほどだけど、それも愛(いと)おしいですね」
ただし、関係性は“母子”ではない。
「私はネエちゃんで、彼らは年の離れた姪甥かな。気持ちを正直に伝えてくるニャンズにはハッとさせられます。そして、あくせくしない生き方も教わりました。れぇこが器を壊しても、そこに置いた私が悪いんだって(笑)。今、大家さんの奥さまに金継ぎを習って、せっせと直してます」