猫好きさんちのかわいい子たちの様子を毎月お届けする連載5回目。スタイリングディレクター・大草直子さんの愛猫は、昨年、ご縁あって一家の一員となったというパニータくん。大草家の監視兼調整役として、日々活躍するその勇姿をお届け!
パニータ ♂・雑種1歳(推定)
ふさふさの顔まわりの毛がまるでライオンのよう。まだ幼さが残るものの、ソファでくつろぐ姿には王者のような風格が漂う
撮影隊の手みやげの猫じゃらしを前に、堂々のお座り。「えー!? こんなに夢中になって遊ぶんですね!」と、びっくりする大草さん。それまでは丸めた紙がおもちゃがわりだったのだとか
じーっと全集中、そして一瞬のうちにキャッチ! 微動だにしない下半身の安定感、見事なまでの腕の雄々しさ。まだまだ大きくなりそう
「ここで宿題をしていた下の子を私が叱っていたら、遮るようにテーブルに上がって、彼女が手にしていた鉛筆をつんつんと。元気出して〜って。下の娘のことは妹だと思っているみたい」
最愛の人はダディ。後ろをついて歩き、庭に行ってしまうと窓越しに熱視線を送っていた
「小さな部長が毎日家族を見守ってくれています!」
「パニたん、な〜んていい子ー♡」
撮影現場ではおよそ聞かれないような甘い声。その主は大草直子さん。
「もうメロメロで、とろとろ(笑)。でも、当初猫を飼うことについては、家族の中で私が一番慎重でした」
保護猫だったパニータを迎えたのは、昨年9月のこと。
「家族はずっとペットを飼いたがっていたんですが、『出張にも旅行にも行くからウチは無理』と私は揺るがず反対していて。でも、世の中の状況や常識が覆される中で、私だけが考えを変えられないのも違うなって。命を預かることを家族でよくよく話し合い、ご縁のあった静岡のシェルターでこの子を引き取りました」
パニータとはスペイン語で「親友、親しい人」という意味なのだそう。
「夫が名づけたのですが、家族にとってまさにこの子は“パニータ”。食事時には、ちゃんとダイニングの椅子に座って仲間入り。私がPCに向かっている間も目の前に座って、じーっ。小5の娘の宿題が終わるまで、じーっ。監視係みたいだから『パニータ部長』と呼んでいます」
小さき“部長”がやってきて、家族のかかわり方にも確実に変化が。
「家に帰ると部屋に直行していた高1の息子が、今は必ず『猫は?』ってリビングをのぞくように。それも微笑ましくて。そうやって皆が集まってくるので、家族で一緒に過ごす時間も自然と増えました。猫を飼うのは初心者ですが、幸せを招いてくれるんだなって、つくづく思います」