加湿器を購入したいけれど、どれがいいのかわからないという声に応え、家電プロレビュアーの石井和美さんが選び方をレクチャー。加湿器の種類は、加湿する方法ごとに大きく分けて4つ。まずはそれぞれの種類のメリット・デメリットをチェックして!
加湿器選びの初めの一歩は、仕組みを知ることから
加湿器の種類はおおまかに4つ
加湿する方法ごとにメリット・デメリットが。コストや使う場所なども含め、最初の検討材料に。
1.スチーム式
水蒸気でパワフルに空間を潤す!
ヒーターが内蔵してあり、タンク内の水をヒーターで沸騰させて蒸気を出す。フィルターはなく、湯沸かしポットのようなシンプルな構造。水蒸気が拡散するため加湿力が高い半面、窓ぎわに置くと結露しやすいという点も。価格帯は¥10,000~¥15,000のものが中心。
メリット
水を沸騰させて蒸気をつくるため、雑菌が繁殖しにくい。蒸気が温かいため部屋が冷えないのもうれしい。
デメリット
スチームの温度が高いため、吹き出し口も高温になる。触れるとやけどのおそれもあるので注意。
2.気化式
水を気化させた冷たい蒸気で加湿
タンク内にある水にフィルターを浸し、そこにファンで風を当てて水分を気化させ蒸気をつくる。ぬれタオルを部屋にかけておくのと仕組みは同じ。加湿スピードがやや遅いので、リビングなどよりは個室など狭い空間向き。価格帯は¥20,000~¥25,000のものが多い。
メリット
ヒーターを使わないので電気代が安い。また加熱しないので熱くなく、万が一倒してしまっても安心。
デメリット
水を加熱しないため、お手入れを怠ると雑菌やカビが繁殖しやすい。こまめなケアが必要。
3.超音波式
水を振動させてミストにして放出
タンク内の水を超音波振動によって気化させ、ミスト(霧)にして放出。水の粒子が大きく蒸気が拡散しにくいのが特徴で、広い空間よりコンパクトな場所向き。ヒーターがなく、電気代が安くすむのがポイント。価格帯は数千円か¥10,000程度まで幅広い。
メリット
ヒーターもフィルターもないためデザインの自由度が高く、雑貨のようにおしゃれなものも多い。
デメリット
水の粒子が加湿器周囲に多く落ちるため、水に含まれるミネラルの結晶で床などが汚れることも。
4.ハイブリッド式
気化式×熱の組み合わせで効率◎
気化式や超音波式に熱を組み合わせることで、効率よく加湿できるのが特徴。ヒーターで温めた風でフィルターの水を気化させるため、出る蒸気は冷たい。加湿スピードが早く、広い空間向き。最近人気の高級モデルは、気化式に熱を組み合わせたタイプが主流。
メリット
温かい風で水を気化させることで、効率よく加湿できる。蒸気が冷たいのでやけどのおそれもなし。
デメリット
水を沸騰させないので、雑菌の繁殖に注意。また、ヒーターを使うため電気代がややかかる傾向が。