器を選ぶ基準は人それぞれ。おしゃれな“あの人”はどんな器を使っている? 今回は、インテリア&フードスタイリストの岩﨑牧子さんにお気に入りの器を教えてもらった。
「器を選ぶときは、持っているものとの相性や使いやすさを考えます。そしてなるべく和洋に使えるものを。ときめくのは飾るだけでも素敵で、経年変化を楽しめる器。使えるのは見てすぐに盛りつけたい料理が思い浮かび、同じく経年変化も楽しめる器です。気づくと渋くてざらっとしていたり、マットな質感の器ばかり選んでいる気がします」
岩﨑牧子さんの「ときめく器」
1.質感と色がお気に入り
ニュアンスのあるグレーやブルーのグラデーションが美しい波多野裕子さんのガラス器。パート・ド・ヴェールという手間のかかる技法でつくられたマットな質感と色が好き。グラスには冷酒を、皿には水菓子やデザートを。大皿も持っていてサラダの緑がとても映えます」
2.テクスチャーが魅力の木工作家
「木の小物や家具も手がける督田昌巳さんの白錆漆の径26㎝の平皿は、新宿のギャラリーで入手。私好みのざらっとした質感で、和洋に合う皿です。ドライフラワーなどを上にポンと置いて飾るだけでも絵になる、とても雰囲気のある一枚です」
岩﨑牧子さんの「使える器」
1.日々の食事に大活躍
「額賀章夫さんの器は昔から愛用しています。笠間のアトリエにおうかがいしたことも。とにかく料理が映え、使いやすく合わせやすく、盛りつけがしやすい。写真のしのぎの皿以外にもどんぶりや片口なども持っていて、簡単な日々のごはんをおいしそうに見せてくれます」
2.和洋を受け止めるおおらかさ
「料理上手な作家の器は、料理が映え、とても使いやすい。野口悦士さんもそんなひとりです」。大皿には和食はもちろん、パスタを盛ってと大活躍。鹿児島に拠点を置きながらデンマークでも作陶をし、北欧っぽさを感じるモダンさと、プリミティブな強さがある器。