近鉄の奈良ディスティネーションキャンペーン、「わたしは、奈良派。」。そのwebサイトでは、ロゴ載せのオリジナル写真を簡単に作成できます。
しかししかし。鹿のみに頼るのは容易い。奈良らしくなさそうで奈良らしい、素敵な何かはないものか。そんなおかしな願望を抱いて1年弱、やっと理想の風景に出会いました。
ある日のこと、登大路の中央分離帯で草を食んでいる仔鹿がおりました。「危ないぞ」と念じるも、徳が足りず通じません。降りていって追おうかと信号に目をやったところ、歩行者用信号機が「三面」に見えるではありませんか! 神鹿の導きとはこのことか、そこは興福寺北参道の入口にあたる「奈良県庁西」交差点。素晴らしき「阿修羅信号機」の発見でした(※実際は1機と2機です)。
改めて鹿の横断シーンなども撮影して、いざスマホでレイアウトだと意気込むまではよかったのですが、明暗のムラや看板の文字が多くて、文字の載せどころがありません。ああでもないこうでもないを繰り返すうち、「これでは毎月の誌面作りと同じではないか」という気がしてきて、娯楽気分が急降下。今さらながら、鹿に緑&紅葉のポスターが主役になるのはもっともです。人工物がないほうが、コピーがしっかり目立ちますもんね。
いろいろ考えた挙句、このくらい寄って、文字も大きめに入れて一件落着ということに。このビジュアルに惹かれて奈良に出かける人がいるとは思えませんが、国立博物館や東大寺へ向かう途中で、「ああ、あの信号のことか」と思い出してくださいませ。
(編集B)