【あの人の溺愛ねこ図鑑 第11回】和田ラヂヲさんの愛猫・シャム朗はおっとりした平和主義者

猫好きさんちのかわいい子たちの様子を毎月お届けする連載11回目。今回は、ギャグ漫画家生活も31年目に突入した和田ラヂヲ先生と、コンクリート打ちっぱなしの家で一緒に暮らす愛猫・シャム朗を取材!

和田ラヂヲさん(漫画家)
和田ラヂヲさん(漫画家)
わだ らぢを●’91年に『イキナリどうだ』(週刊ヤングジャンプ)でデビュー、不条理ギャグの第一人者に。最新刊は『和田ラヂヲの異世界無双』。LINEスタンプも人気。漫画家生活の半分以上を猫と過ごしている。
シャム朗 雑種 15歳・♂

シャム朗 雑種 15歳・♂

鼻が長く見えない角度で、凛として。一眼レフカメラでの撮影にやる気を見せたシャム朗。水色の瞳が美しい。単行本『猫も、オンダケ』では表紙猫として登場した

定位置のソファの上で、新たに導入された猫ドームとともに。

定位置のソファの上で、新たに導入された猫ドームとともに。中に入るより上に乗るのが好きで、モヘアコートを着ているみたい。少し悪役風

和田さん渾身のシャム朗の似顔

和田さん渾身のシャム朗の似顔絵(写真提供/和田ラヂヲさん)

【あの人の溺愛ねこ図鑑 第11回】和田ラの画像_4

この写真を見れば、なるほど似顔絵の通りウィレム・デフォーを思わせる頰。性格は堂々としていそうだが、インターホンが弱点。「鳴るとすぐ隠れます」(写真提供/和田ラヂヲさん)

【あの人の溺愛ねこ図鑑 第11回】和田ラの画像_5

ディスタンスを感じる、ミイと1歳半ごろのシャム朗の写真(写真提供/和田ラヂヲさん)

「初めての雄猫は、ぶさいく顔の平和主義者でした」

日中は寝ていることが多いという、和田家のシャム朗。
「かなり高齢ですから。もともと運動神経も悪いし、活発ではないです」

出会いは’06年の秋だった。
「“ゴミ置き場に死にそうな猫がいる!”と妻が私を呼びに戻ってきまして。行ってみると確かにガリガリ。ぶさいくな顔にも驚きました」

家までついてきたら、飼うことにしよう。その試練を乗り越えた子猫は、シャム風の毛色を踏まえた名前を授かった。
「でも、栄養状態がよくなって毛が生えそろったら、雑種でした(笑)」

奥さまはその2年ほど前にも家の裏で雌の子猫を保護している。
「そっちは白猫のミイ。2匹の仲はよくなくて、今思うとソーシャル・ディスタンスでしたね、あれは。たまにシャム朗が寄っていっては、バシバシ猫パンチを食らっていました」

そこから激しいけんかに?
「いや、シャム朗は手を出さないんですよ。ジョン・レノンみたいな平和主義者。初めて飼った雄猫なんですが、ルンバの体当たりにも動じないし、雌よりおっとりしてますね」

そこは飼い主に似ているような気も。’19年にミイが他界すると、和田さんとともに、シャム朗も明らかに心が沈んだ。時には広範囲で毛が抜けたこともあったというが……。
「それは安物のホットカーペットのせいだったと判明しまして。今はもとに戻りました。耳が曲がったり歯が抜けたりといろいろあるけど、元気で長生きしてほしいですね」

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撮影・原文/筆 祐 ※エクラ2022年1月号掲載

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