猫好きさんちのかわいい子たちの様子を毎月お届けする連載12回目。今回は、Room no.8のデザイナー小島直子さんの愛猫セルとぺぺをご紹介。前号のファッションインタビューの際、臆することなく膝にのってくれたぺぺ。「また来れば?」という表情につられて、再訪しました。
撮影/葛川栄蔵
セル スコティッシュフォールド 6歳・♂
毛色がグレーのセルは、どっしり構えた招き猫のよう。取材隊を恐れずまた媚びもせず、窓の外を見るなどの日課を淡々とこなすマイペースさ
ぺぺ スコティッシュフォールド 2歳・♂
「留守中、セルにお友だちが必要かも?」と考えて迎えたのが、カーリーな黒毛のぺぺ。ペペは活発でいて臆病な末っ子気質
爪は立てずにソフトタッチ☆
ねらったおやつは逃さニャい!
キッチンのスツールに上がって、おやつタイムのセル&ペペ。写真ではセルのほうが夢中に見えるけれど、ちゃんと冷静なお利口さん。「セルはこういうときにも爪を立てることがなく、タッチが優しいんです。ぺぺのほうは遠慮なく爪を出してきますね(笑)」
猫じゃらしへの反応も好対照。盛大に戯れるのはペペ。飽きると、寝たまま前脚だけで追いかける。セルは奥から一部始終をじーっと観察。セルのおもちゃへの反応はおっとりめ。「ぺぺの好きなアルミのしゃかしゃかボールには無反応。同じ猫でも好みが違うのがおもしろいですね」
クイーンの映画が流行ったころの小島さん撮影の写真。セルもまんざらでもない表情!
「生きている時間を共有する。そのことが幸せです!」
セル&ペペ、すなわち塩こしょうと名づけられた小島さん宅の猫たち。先にやってきたのはセルだ。
「里親募集で見つけた子で、すでに4歳でした。会いにいったら、なぜか私に対しておなかを見せたんです。そんなことはしたことがないと聞いて、連れて帰りました」
小島さんの猫との出会いは運命的。2001年に迎えた人生初の猫も、知人のお母さまがショップで大きく育ちすぎていたのを見かねて買い取った子だった。
「『飼う?』と聞かれて『うん』と即答でした。わが家に着いたとたん吐いちゃったのには慌てましたけど」
手探り状態から15年をともに暮らし、最期の別れはつらいものだった。
「でも、生きてる時間を一緒に過ごしてきっと幸せだったんじゃないかなと思うようになって。今いるセルはおっとりした彼氏っぽく、子猫時代から見てきたペペは子供みたいな存在ですが、感情移入しすぎず、あくまで“共存”という感覚です」
セルから少し遅れて迎えたペペは皆のあとをついて回る“小さなストーカー”。貫禄のあるセルは、いつも静かに座っている。年齢差がいい具合なのか、2匹はとても仲よしだ。さて、猫との暮らしで得たことは?
「まめに片づけをするようになりましたね。例えば服が出しっぱなしだと、いいものほどふみふみされますから(笑)。そして、いやなことがあってもそれを引きずらないという、心穏やかに暮らす秘訣も教わりました」