展示以外も魅力的な、多彩な楽しみ方ができる美術館を大特集! 今回はモデル・富岡佳子さんが“また訪れたい”と思う、神奈川県にある「小田原文化財団 江之浦測候所」をご紹介。
常に進化を続ける、現代美術作家の実験場
「小田原文化財団 江之浦測候所」(神奈川)
現代美術作家・杉本博司が’17年にオープンした『江之浦測候所』。広大なアートサイトが竣工し、美術ファンの度肝を抜いた。ここを訪れた富岡さんもそのひとり。
「春夏秋冬の太陽の軌道に合わせた建築設計が感動的ですね。古代遺跡を思わせる石の構造物はラグジュアリーで、エネルギーに満ちていて。あちこちに置かれた歴史的な遺物も、水平線に臨むあの場所にあってこそだと思います」
硝子舞台下の竹林エリアや農具小屋を改築した化石の展示室などは、オープン後にできたもの。来る3月には、新たに建立した社に奈良の春日大社より御霊を勧請予定。
「新しい展開も気になりますね。週末にオープンするカフェもできたそうなので、再訪したいです」
撮影:森本美絵
「光学硝子舞台」と、そのわきを貫く鉄の「冬至光遥拝隧道」。季節によって変わる太陽の軌道に合わせた建築の構想がユニーク。
撮影:森本美絵
杉本の作品『海景』が大谷石の壁にかかる「夏至光遥拝100mギャラリー」。
写真提供:小田原文化財団/Odawara Art Foundation
測候所の全体像。最も長いのがギャラリー。左上にあるのが光学硝子舞台。その下の柑橘山エリア、竹林エリアは整備が進み、「化石窟」、数理模型などの屋外展示が。
写真提供:小田原文化財団/Odawara Art Foundation
100mギャラリーのおよそ中間の位置の下を通る「冬至光遥拝隧道」の入口。冬至の朝、日の光が射し込む。
写真提供:小田原文化財団/Odawara Art Foundation
海側の傾斜地に、春日神を祀る御社を建立。鳥居と春日灯籠が並ぶ参道も完成し、勧請を待つばかり。
INFORMATION
見学は日時指定の事前予約・入れ替え制(※参加は中学生以上から)。
HPで予約し、あらかじめセブンイレブンでの発券が必要となる。詳細はHPにて。
一日2回制:午前の部(10:00~13:00)、午後の部(13:30~16:30)
※8月の土・日・月曜のみ夕景の部(17:00~19:00、見学エリア制限あり)
㊡火・水曜、年末年始、その他臨時休あり
見学料/一般¥3,300
神奈川県小田原市江之浦362の1 ☎0465・42・9170(代表)