春の明るさを運んでくる黄色い花。センスよく、ミニマムに飾るには? 暮らしの空間にふさわしい小ぶりで気が利いた花選びとあしらい方を、『ル・ベスベ』の木津谷優子さんに教わった。
のびやかな枝ものは一輪挿しで潔く
日本では山林に多く自生し、春に独特な香りを漂わせるマンサク。リボンのような線状の黄花は小さいながらもハッと目をひくので、たくさん飾らず「高さを持たせて一輪挿し」がかっこいい。枝に動きがありつつ、広がりすぎていないものを選ぶと臆せず生けられる。花器は陶芸家、ベルント・フリーベリ作のヴィンテージをチョイス。
黄色い花リスト
マンサク
花のしだれ感に任せてピッチャーの注ぎ口に片寄せ
山吹色のルピナスは、穂が小ぶりで茎が華奢な品種からセレクト。なかには茎がカーブしているものもあり、その形を生かせるピッチャーを花器に。ピッチャーは注ぎ口に寄せてアレンジすれば、流れをスムーズに表現。ウチワのような形の葉でおもしろみを、うつむきかげんに咲くクリスマスローズでさらにゆったりとした流れを加味。
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ルピナス
大ぶりの器を水盤に見立て、水辺のような景色を
濃色のメルリーノと、淡いトーンのエムクリーム。2種類のラナンキュラスに、ぷっくりとした小花がかわいいコロニラ バレンティナも組み合わせ、直径25㎝のボウルの縁にもたせかけて。コロニラのしなやかな枝はテーブルや床にはわせる感じにあしらい、短く切ったものは水中の茎の上に散らしてのぞいたときの目隠しに。
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ラナンキュラス エムクリーム
ラナンキュラス ポンポン・メルリーノ
コロニラ バレンティナ