日常に元気をくれる黄色い花。艶(あで)やかな黄色を空間になじませつつ引き立てるなら、色調や質感、形に落ち着いた趣のある花器がおすすめ。気軽に生けられて、素朴な野花も豪華な一輪も様に。
季節の豊かさが手仕事の温かみと響き合う丸い花器
プロダクトデザイナー・鈴木啓太が全国の職人と手を携え、心も丸くなるような球体の花器が誕生。右は鍋島焼の窯元が手がけた、優しく清らかな透明感をもつ青磁。唐津焼の窯元が制作の左は梅花皮(かいらぎ)という技法を使い、釉薬の縮れで生まれる凹凸(おうとつ)が白肌に優美な表情を。
(右)KOSEN-SEIJI 〈S〉(φ約6.5cm)¥5,500・(左)KARATSU-KAIRAGI〈M〉(φ約10cm)¥9,900
<あしらい方>
楚々としたパンジーはつぼみと。やや背高に切り、小ぶりな花器へ。花の立ち姿と器のころんとした形、深みがある黄色やオレンジとさわやかな青磁の差異で引き立て合う効果が。
トスカーナの自然に導かれた上質かつ普遍的な美しさ
豊かな自然の移ろいからインスピレーションを受けて生み出される、クリスチャンヌ・ペロションの作品は唯一無二。柔らかな色合いと質感、フォルムが醸し出すおおらかな雰囲気の中に、凛としたエレガンスが感じられる。
ストーンウエア フラワーベース(約φ11×H18cm)¥44,000
<あしらい方>
茎がしなやかなチューリップは支えとボリューム出しを葉に頼り、口が広く胴がふっくらとした花器を選択。フリチラリアのシャープな花びらと葉をアクセントにプラスして。
ニュアンス色のアイアンで魅せるモダンなたたずまい
無骨なイメージのアイアンが、ざらっとしたテクスチャーにニュアンスカラーをまとって新鮮みあふれる花器に。安定感があるボディと華奢なハンドルのユニークなコンビネーションと相まって、花々をぐっと印象的に映してくれる。
コーネックベース モス(φ9×H13cm)¥5,720
<あしらい方>
花びらも葉や茎もほっそりとしたマーガレットは、花色が淡いとより可憐な印象が。繊細さと重厚感をあわせもつ花器を選べば、ミックス&マッチの妙を味わえるあしらいに。
日々の変化が眺められ、「育てる」と「飾る」を満喫
植物の葉や根がのびのびと育ち、手入れのしやすさも考慮したデザイン。はずせる上部の受け皿はハーブなどの葉の成長をサポートし、球根類や多肉植物が安定する形に。シックでインテリアに溶け込む色みも魅力。
アクアカルチャーベース ブルー(φ12×H19cm)¥2,200・同グレー(φ8×H13cm) ¥1,650
<あしらい方>
花穂がしだれるバルビネラと、茎がうねるコロニラ バレンティナ。花器の口にセットした受け皿を頼りにコロニラで横に流れを出しながら、軽やかな躍動感を楽しみたい。