心地いいテラスの作り方、過ごし方の実例をご紹介。今回は、東京都心の桐島邸を取材。テラスを第2のリビングダイニングとして活用している。室内とテラスがつながる大空間は、とびきりの心地よさと開放感が。
LDKと自然につながる理想のテラスが実現
桐島邸(東京都・品川区)
「テラスを第2のリビングダイニングとして活用したいと、室内とつながるように設計してもらいました。たまのバーベキューではなく、日々テラスで食事をしたかったので、すぐ横にはキッチンを配置して。食事以外にも仕事をしたり、お茶をしたり。真夏と真冬以外はずっとここで過ごしています」
歴史ある都心の閑静な住宅地に立つ桐島邸は2年前に完成。テラスは置く家具も事前に決め、特に力を入れたという。施工や植栽はブロカントの渡邉さんに依頼した。
「飛び込みで参加した説明会でたまたま出会い、家の設計段階から参加していただきました。植物を枯らしてしまいがちな私でも共存できるようにとか、四季折々にお花が咲き、中央はエディブルガーデンにしたいなど希望を伝え、あとはおまかせで。夏は心地いい木陰ができ、冬は落葉して光が入ります。選んでいたセンプレの家具とブロカントさんの世界感もぴったりで、想像以上の仕上がりです」
ステイホーム中もテラスのおかげで快適に過ごせたそう。自宅でヨガを教えている桐島さん。
「屋外だと気持ちよくて、朝、子供たちが起きる前にここでヨガや瞑想をするようにもなりました」
(上の写真)設計前から置くと決めていたソファは、ベルギーのセンプレ社のもの。お昼寝もできるゆったりとした奥行きを選んだ。木製フレームのソファに合わせ、渡邉さんがプランターを木で覆う提案を。イロハモミジなどの落葉樹とカナダツガなどの柔らかい葉の針葉樹を植えた。木陰をつくる屋根のパーゴラにはわせたのは藤とぶどう
「リビングがテラスに面しているケースが多いと思うのですが、わが家はテラスで食事をしたかったので、すぐ横にキッチンを配置しました」。窓を開けるとテラスとつながる大空間となり、とびきりの心地よさと開放感が味わえる
桐島さんはヨガ&アーユルヴェーダスタジオmaitri(https://maitri.tokyo)を主催。「階下にスタジオがあるので、ここでヨガをすることはないだろうと思っていましたが、気持ちよくて朝の日課になっています」
シンボルツリーは涼しげなシルバーリーフのシマグミ。八丈島で生育するグミでほぼ常緑。左右は壁に、正面は風のみ通すルーバーに囲まれ、プライバシーが守られ、空だけが見える
テラスで摘んだミントとホワイトセージでハーブティーを。ハーブ類は料理にも大活躍
蝶や鳥もたくさんやってくるそうで、おしゃれな鳥籠も
テラスには掃除道具などを入れる小屋を設置。ホースや洗面ボウルなどは、テラスの雰囲気を損なわないよう、それぞれ別のパーツを組み合わせて、渡邉さんが製作した
ホースの水栓は盆栽用のノズルで噴霧水が柔らかいものに
テラス中央に配置した可動式プランターには月桂樹、ミント、ホワイトセージなどハーブ類を。隣の鉢にはレモンが。収穫したハーブは、冬用に一部を乾燥させておくとか
手がけたのは
女性ファンも多い繊細でシックな仕上がり
BROCANTE(ブロカント)
庭、テラスから外構の余白まで、設計から施工をワンストップで行う。ナチュラルで優しい雰囲気の仕上がりに女性ファン多し。フランスのアンティーク家具や小物も扱い、それらになじむフレンチシックなスタイルが得意。
東京都目黒区自由が丘3の7の7 1・2F
☎03・3726・8555
㊡火・水・木曜
13:00~17:00
https://brocante-jp.biz