最小限のグリーンでテラスに“小さな庭”を【テラスの作り方、過ごし方】

テラスを居心地のいい空間にする一番の近道は、植物を置くこと。育てやすく、願わくば手間もかからず、暮らしが楽しくなる。わがままな願いをかなえるポイント、秘策を紹介。まずは一本から。植物の力で、テラスがぐっと見違えるはず。

高さや葉形、葉色の違う木を重ねて。小さな森のような空間が癒しをくれる

高さや葉形、葉色の違う木を重ねて。小さな森のような空間が癒しをくれる

ハンモック「オーガニックコットン ナチュラルダイ ブラジリアンチェアーハンモック」(W100×D100×H200㎝)¥18,700/ハンモック2000 ハンモックに置いたマスタードイエローのクッションカバー¥17,160(エリティス)・中材¥3,080・リネンクッションカバー¥2,200・中材¥1,650/以上ショップ アスプルンド 恵比寿 円形ラグ「ロンダ ラグ サンド」(φ120㎝)¥66,000・長方形ラグ「シーブライド」(90×60㎝)¥38,500(マッドメン)・ラグの上に置いたアバカ製のクッション¥20,900・中材¥2,970/以上オルビテックス ラタン製オットマン「フランコアルビニ オットマン S」(φ55×H35㎝)¥45,100/アクタス(シカ デザイン) オイルランプ¥28,600/スケアラックショップ 植物を置いたスツール「オットマン/サイドテーブル バーチ」(W45×D40×H35㎝)¥24,200/スキャンデックス(エコファーン) ジョウロ¥16,500/リビング・モティーフ(ブロムス) その他/スタイリスト私物

お話をうかがったのは…

BROCANTE 松田行弘さん

ガーデンデザイナーとして庭やテラスのプランニング・施工を行う。アンティーク家具と雑貨を扱うショップ『BROCANTE』も経営。著書は『庭と暮らせば』『緑と暮らせば』(ともにグラフィック社)ほか。

※写真の植栽は松田さんによるものではありません。

1.できるだけ大きい鉢を選ぶと育てやすく、手間もかからない

「市販のプランターでも、できるだけ大きい鉢を選ぶと植物の根が伸びやすく、水持ちもいいです。小さい鉢は水が乾きやすく、鉢が多いと水やりの手間も増えますから。風の強いテラスなら、安定感のあるものや倒れても割れない素材の鉢を選ぶのも大切です」(松田さん)。

できるだけ大きい鉢を選ぶと 育てやすく、手間もかからない

大きめの市販の鉢に大中小の植物を寄せ植えした例。写真のような樹脂製の鉢は比較的軽く扱いやすいが、土を入れるとかなりの重量に。頻繁に動かしたい場合は下にキャスターをつけるのがおすすめ

2.注目は初心者でも比較的育てやすい、オーストラリア原産植物

「一本でもボリュームがあり、半日陰から日当たりのいい場所までと育てやすいのは、季節を感じられるモミジや常緑のシマトネリコ。オーストラリア系の常緑のティーツリーやアカシアも近年人気で、日当たりや水やりに注意すれば鉢でも育てやすく、花も楽しめます」(松田さん)。

オーストラリア原産のアカシア ブルーブッシュ。ミモザのような黄色い可憐な花をつける。

オーストラリア原産のアカシア ブルーブッシュ。ミモザのような黄色い可憐な花をつける。

シンボルツリーは涼しげなシルバーリーフのシマグミ

オーストラリアに分布するカリステモンで常緑性花木。軽やかで薄い葉色が映える

3.収穫したハーブやレモンをお茶や料理に……が人気

「『テラスや庭で自分で育てたハーブや果実を料理や飲み物に活用したい』と希望される人が多いですね。育てた植物を収穫し、活用するという暮らしに憧れがあるのでは。ハーブ類はもちろん、鉢でも比較的育てやすいレモンやユズなどの柑橘系も人気です」(松田さん)。

収穫したハーブやレモンを お茶や料理に

鉢植えでも育てやすいレモンは、テラスに植える果樹として人気。ドリンクや料理にと大活躍だ

4.鉢を置くときは高低差をつけて幹のすき間を緑で埋めていくように

鉢植えの植物が並ぶテラスを、より美しく仕上げるには葉色や葉形の違う植物を選ぶことに加え、大きさの違う植物を選ぶこと。背の高い植物の下には、葉のついていない幹を隠すように中小の植物をと、高低差をつけてリズミカルに置いてみる。

鉢を置くときは高低差をつけて

スツールやテーブルなどを花台がわりに活用し、高さを出すのもおすすめ。風通しがよくなり、写真のグレープアイビーのように葉が下垂する植物も美しく見える

5.植物とかかわるスタンスを伝え、テイストの合うプロに頼むのが近道

ゼロから自分で!はとても無理。ここはぜひ松田さんのようなプロの手を借りたいもの。プロに依頼する場合、伝えるべき点は?「どのくらい植物とかかわることができるのか、週末だけとか、出張や旅行で留守にすることが多いとか。また虫が許容できるか? 花や実のついたものを活用できそうかなどをお伝えするとよいと思います」(松田さん)。

BROCANTE(ブロカント)

庭、テラスから外構の余白まで、設計から施工をワンストップで行う。ナチュラルで優しい雰囲気の仕上がりに女性ファン多し。フランスのアンティーク家具や小物も扱い、それらになじむフレンチシックなスタイルが得意。

東京都目黒区自由が丘3の7の7 1・2F

☎03・3726・8555
㊡火・水・木曜
13:00~17:00
https://brocante-jp.biz

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撮影/ローラン麻奈 スタイリスト/中田由美 取材・原文/鈴木奈代 ※本文中の記号はφ=直径、W=幅、D=奥行き、H=高さ、SH=座面の高さです。 ※エクラ2022年6月号掲載

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