【あの人の溺愛ねこ図鑑 第17回】エディター松井陽子さんの愛猫・天

猫好きさんちのかわいい子たちの様子を毎月お届けする連載の17回目。今回は、エディター松井陽子さんの愛猫・天をご紹介。「ねこ」の語源は「寝子」との説あり。今回の猫ちゃんはまさによく寝る子。しかし、おっとりな一方で意外な“くせ”が!

松井陽子さん(エディター、ライター)
松井陽子さん(エディター、ライター)
まつい ようこ●『エクラ』などの雑誌、カタログで活躍。個性的でいて洗練された着こなしにも注目が集まる存在。日本の伝統的な藍染技法で染めたウエアや雑貨を展開する「My Dearest Blue...」のディレクションも行う。
天 雑種・♂ 15歳(推定)

天 雑種・♂ 15歳(推定)

天は、顔がまん丸な白にグレーのハチワレ猫。リビングにある大好きなビーズクッションの上で今日もゴロゴロ。そのふわふわかげんは、猫もダメにしてしまう?

松井陽子さんと愛猫の天

「天ちゃんは基本、動きませんね。走るのも、歩くより少し速いくらい(笑)」。ソファから床のクッションへ移るときもノージャンプ

天の肉球はシマシマ

天の肉球はシマシマ。そしてグレーのぶちが、チョイ悪な感じであごの下に

移動先で直ちにねむねむ

クッションから移動願っても、移動先で直ちにねむねむ

おみやげのおもちゃを頭にのせたまま夢の世界へ

狩猟本能はなく、おみやげのおもちゃにも無反応。頭にのせたまま夢の世界へ。脱走対策として、連絡先とともに単刀直入に「迷子です」と刻んだチャームを着用

「この子がいるから、家に平和な時間が流れてます」

「天(てん)ちゃん、本ッ当に動かないんですけど、大丈夫ですか?」

取材依頼時にそう聞いてはいたものの、これほどとは……。すきあらばどころか、真正面から眠りに落ちていく。足の裏の写真を撮ろうと、あおむけに姿勢を変えられても、5秒ほどで瞑目、即まどろみの世界へ。その様子に、こちらもつい目を細めて見入ってしまう。
「人懐っこく、慌てることも怒ることも知らない猫ですね」と松井さん。

出会いは15年ほど前の家族旅行の帰り。夕闇迫る旧天城隧道の入口に、やせ細った姿で忽然と小さな猫が現れた。
「一度は『猫ちゃんだね~、かわいいね~』と通り過ぎたのですが、なぜこんな山中に?と思い直して保護したんです」

「天城」の「天」の字をとって家族に迎えたが、天には家出癖があった。
「家に来て数カ月たったころでしたね。あちこち尋ね猫の張り紙をしたのですが、行方は知れず。そのうち、保護してくださった団体の張り紙とわが家の張り紙の両方を見た人が教えてくださって。半年も『キクちゃん』として暮らしていたようです」

さらには「モノレールに乗ろうとしていましたよ」と連絡がきたことも。心の中では風来坊なのか。
「家での天ちゃんは、次男の保護者役です。赤ちゃん時代から泣いたらすぐに駆けつけるし、10歳になる今も、夜は部屋で寝かしつけてからリビングに戻ってくる(笑)。天ちゃんのおかげで、わが家にはゆったりとピースフルな時間が流れています」

飼い猫が姿を消して悲しんだ娘のために寬次郎は猫の木彫を制作。こちらはそのブロンズ版

レゴでの壮大な町づくりにハマっているご次男の作品。あちこちに手彩色の天の姿が!

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撮影/森本美絵 取材・原文/本誌編集部 ※エクラ2022年7月号掲載

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