大人がハマる「和稽古」の魅力的な世界。今回は伝統ある「金継ぎ」のお稽古をエクラ 華組 成田千恵さんが体験。たくさんの工程があるが、完成した時の感動はひとしお!
江戸時代から続く漆専門店で学ぶ、漆による本格的な修復技術
金継ぎとは、割れたり、欠けたりした陶磁器を、漆を使って修復する技術のこと。漆による接着は8000年前から行われているといわれ、金による装飾は江戸時代からとのこと。江戸時代から続く漆専門店「播与漆行」では、漆を使った本格的な金継ぎ技術を学ぶことができ、漆を乾かす時間を活用して漆塗りや蒔絵(まきえ)などにも挑戦できる自由度の高さが魅力。
「東日本大震災以降、壊れた器を直したいと習われるかたが増えました」(代表取締役・箕浦和男さん)。工程が多く、繊細な作業も多いが、少人数制で講師がていねいに指導している。
金継ぎは工程が多く、完成まで約2カ月かかることもあるため、主な作業をお試しで体験した。これは、割れた断面に生漆と強力粉を練ったものを塗り、破片をくっつける作業
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竹へらを使って、欠けた部分に漆を塗る。「断面に漆を塗る作業は時間がかかるのですが、成田さんは早いですね!」と講師の陳さん
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漆で接着した部分に、弁柄漆と生漆を混ぜたものを蒔絵用の細筆につけ、はみ出さないようになぞる。これが金粉の糊がわりになる。均一に塗る必要があり、神経を使う作業だ
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弁柄漆と生漆でなぞった部分に金粉をふり、綿で軽くふき取る。これこそ「金継ぎ」の醍醐味! ただし、この工程にたどりつくまでが大変
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余分な金粉をとれば完成! この日の講師は陳博文さん。中国にも漆はあるが、日本の漆工芸や蒔絵に惹かれ、東京藝術大学に留学。第一線で活躍する講師陣から学べるのも魅力
DATA
はりよ 金継ぎ教室
1回2時間、月1〜3回コースから選べる。入会金¥11,000、受講料¥6,930〜(漆代込、教材費別)。見学可能。「金継ぎ初心者セット」購入者は無料体験講座あり(1回)。
http://www.kintsugi.tokyo/
☎03・3834・1528