「夏の醍醐味は涼しい室内でミステリー!」というかた必読。ミステリー作家の加納朋子さんが、おすすめの本格ミステリーを厳選。読んでハズレなしの良作ばかり!
『ブラウン神父の童心』
G・K・チェスタトン
中村保男/訳
創元推理文庫 ¥814
とても頭が切れるとは思えない風貌のブラウン神父の推理が冴えるシリーズ第1集。トリックだけでなく、風刺とユーモアも秀逸!「本当におもしろいミステリーは再読に耐えるのです」。
『空飛ぶ馬』
北村 薫
創元推理文庫 ¥792
女子大生と探偵役の噺家とのやりとりから日常の謎を浮かび上がらせた名作。「物騒な事件なんて何ひとつ起きなくても、こんなにおもしろいミステリーが書けるのかと衝撃を受けた作品です」
『我らが隣人の犯罪』
宮部みゆき
文春文庫 ¥660
「宮部先生の小説を初めて読んだとき自分よりそれほど年上じゃない女性がこんなにすごい作品を書かれるなんてと痺れました。この中でも特に『サボテンの花』は理想のミステリー短編です」
『亜愛一郎の狼狽』
泡坂妻夫
創元推理文庫 ¥880
端正な顔だちなのに立ち振る舞いは三枚目の青年カメラマンが並はずれた推理を発揮する!「『ブラウン神父』シリーズがお気に召したかたなら次は絶対『亜愛一郎』シリーズがおすすめです」。
『迷 まよう』
アミの会(仮)
実業之日本社文庫 ¥836
実力派女性作家集団+豪華ゲストによるミステリー小説集。参加者は大沢在昌、乙一、近藤史恵など。「何を読んだらいいのか、作品も作者も多すぎて迷う、というかたにうってつけです」。
『惑 まどう』
アミの会(仮) ¥836
実業之日本社文庫
「このアンソロジーを読めばきっとお気に入りの作家、作品が見つかるはず。私も参加しています」。参加者はほかに大崎梢、今野敏、永嶋恵美、法月綸太郎、松尾由美、光原百合、矢崎存美。
【加納朋子さんの新刊】
『空をこえて 七星のかなた』
加納朋子 集英社 ¥1,760
南の島や田舎町の高校などを舞台に、星にゆかりのある人々と彼らが巻き込まれる事件を描いた7編を収録。読み終わったとき著者の発想に驚かされ、同時に感動も押し寄せてくる連作ミステリー。